「なんだか最近、頭痛や肩こりが続いている」
「夜中に何度も目が覚めて、朝から疲れている」
「理由もないのに涙が出たり、家族にイライラしたりしてしまう」
その不調、もしかしたらストレスのサインかもしれません。
こんにちは、看護師でライフコーチ、ディマティーニメソッドのファシリテーターの愛原百麗です。看護師として働いて、39年になります(2026年時点)。

看護師として働く中で、検査では大きな異常が見つからないのに、頭痛や胃の痛み、眠れない日が続く女性に、たくさん出会ってきました。お話をうかがっていくと、その奥に、家族や仕事のことで長いあいだがまんしてきた気持ちが隠れていることも、少なくありません。
この記事では、女性のストレスからくる症状を、体・心・行動の3つに分けてわかりやすくお伝えします。女性がストレスを体に感じやすい理由、年代別の特徴、セルフチェック、早めに相談してほしい限界のサイン、そして症状をやわらげるセルフケアと、ストレスのもとになっている人間関係を整える方法まで、看護師とライフコーチの両方の目線で、一緒に見ていきましょう。
先に結論をお伝えすると、ストレスからくる症状は、あなたが弱いからではなく、心と体が「少し休んで」と伝えてくれているサインです。まずは体を休めること、そして体の病気が隠れていないかを確かめること。そのうえで、ストレスのもとになっている気持ちに目を向けると、心も体も少しずつ整っていきます。
この記事では
・女性のストレスからくる症状(体・心・行動)
・女性のストレスが体に出やすい4つの理由
・30代・40代・50代の女性に多いストレスと症状
・ストレスからくる症状セルフチェック
・ストレスが限界のサインと、受診の目安
・夫・義母・子ども・介護…人間関係のストレスと体
・症状をやわらげる7つのセルフケア
・ストレスのもとを整える3ステップ
・書き込める『ストレスのサインに気づく チェック&整えシート』
について解説します。
無料PDFこの記事はチェックシート付きです
記事の中でご紹介する『ストレスのサインに気づく チェック&整えシート』(PDF・A4/2枚)を、無料でダウンロードできます。印刷して、そのまま書き込めます。
女性のストレスからくる症状とは?体・心・行動に出る3つのサイン

ストレスという言葉は、もともと「外から力が加わって、ゆがんだ状態」を表す言葉です。厚生労働省の働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」では、心や体にかかる外からの刺激を「ストレッサー」、それに適応しようとして心や体に生じるさまざまな反応を「ストレス反応」と説明しています。
ストレス反応は、大きく体・心・行動の3つにあらわれます。
体に出るストレスの症状
頭痛、肩こり、首のこり、目の疲れ、胃の痛み、便秘や下痢、眠れない、動悸やめまい、のどがつかえる感じ。こころの耳でも、体のふしぶしの痛み、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠などが、体にあらわれるストレス反応として挙げられています。
女性の場合は、これに加えて、生理が遅れたり乱れたりする、生理前の不調(PMS)が重くなる、肌荒れや吹き出ものがふえる、といった形で出ることもあります。
心に出るストレスの症状
イライラする、不安になる、気分が落ち込む、やる気が出ない、集中できない。こころの耳では、活気の低下、イライラ、不安、抑うつ(気分の落ち込み、興味・関心の低下)が、心にあらわれるストレス反応として挙げられています。
「理由もなく涙が出る」というのも、多くの女性が経験するサインです。涙は、言葉にできなかった気持ちがあふれ出ている合図のこともあります。
行動に出るストレスの症状

食べすぎる、または食欲がない。お酒の量や、スマホを見る時間がふえる。人と会うのがおっくうになる。うっかりミスや忘れものがふえる。
行動の変化は、自分ではなかなか気づけません。家族や友人に「最近、疲れてない?」と言われたら、ひとつのサインとして受けとってみてください。
女性のストレスが体に出やすい4つの理由
厚生労働省の「国民生活基礎調査」(2022年)によると、悩みやストレスがある人の割合は、男性の41.2%に対して、女性は50.6%。女性の2人に1人が、なんらかの悩みやストレスを抱えています。

1. 女性ホルモンのゆらぎ
女性の体は、月経のリズム、妊娠と出産、更年期と、一生を通して女性ホルモンが大きくゆらぎます。日本産科婦人科学会の「月経前症候群・月経前不快気分障害に対する診断・治療指針」では、軽い症状も含めると、80〜90%の女性が生理前になんらかの症状を経験すると報告されています。そして、その発症には、ホルモンの変動に加えて、社会的・心理的なストレスもかかわると考えられています。
2. 自律神経が乱れやすい
ストレスを受けると、体は「戦うか、逃げるか」の緊張モードになり、交感神経が優位になります。この状態が続くと、筋肉や血管がこわばり、胃腸の動きが落ち、眠りも浅くなっていきます。
自律神経の働きを調整する司令塔と、女性ホルモンの分泌を指令する司令塔は、どちらも脳の「視床下部」にあります。そのため、強いストレスで生理が乱れたり、ホルモンのゆらぎで心や体が揺れたりと、おたがいに影響しあいやすいのです。
3. 役割が多い
仕事、家事、育児、親の介護。女性は、いくつもの役割を同時に抱えやすい立場にあります。厚生労働省の「働く女性の心とからだの応援サイト」でも、仕事と育児・介護の両立や、睡眠時間の短さなど、女性特有の社会的ストレスが、女性の心理状態に影響していると説明されています。
4. 人間関係で、がまんを重ねやすい
家族や職場の人間関係を大切にするからこそ、まわりに合わせて、言いたいことを飲みこんでしまう。「わたしさえがまんすれば、うまくいく」と思っているうちに、行き場をなくした気持ちが、体の症状として出てくることがあります。
女性のストレス症状は、あなたが弱いからではなく、ゆらぎやすい条件がいくつも重なっているから起こるのです。
年代別|30代・40代・50代の女性に多いストレスと症状
同じ国民生活基礎調査をまとめた生命保険文化センターの解説によると、女性は30歳代で「育児」、40歳代で「子どもの教育」を、悩みやストレスの原因に挙げる人が多くなります。年代によって、ストレスのもとも、体のゆらぎも変わっていきます。

30代:育児・仕事との両立と、PMSの悪化
子育てと仕事の両立、キャリアの迷いなど、自分のことが後回しになりやすい時期です。寝不足が続くと、生理前の不調も重くなりがちです。
産後は、ホルモンの急な変化に、慣れない育児が重なります。出産後の気分の落ち込みの多くは1週間ほどでおさまりますが、それ以上続くときは産後うつのこともあるため、ひとりで抱えずに、産婦人科や地域の保健師さんに相談しましょう。
40代:責任の重さと、ゆらぎの始まり
職場では責任のある立場になり、家庭では子どもの受験や思春期、親のことも気になりはじめます。40代の半ばごろからは生理の周期が変わりはじめる人も多く、ストレスと、更年期の入り口のゆらぎが重なることがあります。
50代:更年期・介護・夫との関係
日本産科婦人科学会では、閉経をはさんだ前後5年ずつ、あわせて約10年間を「更年期」としています。ほてりや不眠、気分の波といった更年期の症状に、親の介護や子どもの自立、夫の定年で家にいる時間がふえることによる関係の変化が重なりやすい時期です。
ストレスからくる症状セルフチェック【女性向け】
この2週間をふり返って、当てはまるものにチェックしてみましょう。

このチェックは、病気を診断するものではありません。「わたし、がんばりすぎていたんだな」と気づくためのものです。
チェックが多いときや、つらさが2週間以上続くときは、がまんせずに、休むこと・相談すること・受診することを考えてください。記事の最後に、印刷して書き込めるチェックシート(PDF)を用意しました。1週間のミニ記録もついているので、受診するときに症状を伝えるメモとしても使えます。
ストレスが限界のサイン|早めに相談・受診してほしいとき
ストレスからくる症状の多くは、休んだり、ストレスのもとが落ち着いたりすると、やわらいでいきます。けれども、次のようなサインがあるときは、ひとりで抱えこまないでください。

理由もなく涙が出る・涙が止まらない
ふとした瞬間に涙があふれるのは、心がいっぱいになっているサインです。泣くこと自体は、悪いことではありません。泣いたあとに、少し気持ちが軽くなることもあります。
ただ、仕事中や家事の途中でも涙が止まらない日が続く、何をしても楽しくない、というときは、心の疲れが深くなっているのかもしれません。
2週間以上続く落ち込み・不眠は、受診の目安
厚生労働省の「こころの耳」では、楽しみや喜びを感じられない、気分が晴れないといった状態が2週間以上続き、それまでの生活が難しくなる状態を、うつ病として説明しています。眠れない、食べられない、朝起き上がれない日が続くときは、心療内科や精神科、かかりつけ医に相談してください。
「消えてしまいたい」と思うほどつらいときは、今すぐ、身近な人や相談窓口に話してください。厚生労働省の「まもろうよ こころ」では、電話やSNSで相談できる窓口が紹介されています。
看護師から:「ストレスのせい」と決めつけないで
看護師として、ぜひお伝えしたいことがあります。それは、体の症状を「ストレスのせい」と自分で決めつけないことです。
疲れやすさや動悸は、貧血や甲状腺の病気でも起こります。胃の痛みが続くときは、胃や腸の病気が隠れていることもあります。ほてりや気分の波は、更年期の症状かもしれません。そして、強い胸の痛みや息苦しさ、急な手足のまひ、ろれつが回らないといったときは、ためらわずに救急車を呼んでください。
まずは内科やかかりつけ医で、体の病気が隠れていないかを確かめる。生理や更年期のことは婦人科へ。気分の落ち込みや不安、眠れないことが中心なら、心療内科や精神科へ。体のことを確かめたうえで心のケアに取り組むと、安心して自分と向き合えます。
人間関係のストレスは体に出やすい|夫・義母・子ども・介護
女性のストレスのもとの中でも、とくに体に出やすいのが、身近な人との関係です。仕事のストレスは、職場を離れれば少し距離をとれます。けれども家族との関係は、毎日顔を合わせるぶん、逃げ場がなくなりやすいのです。
夫のストレスが体に出る「夫源病」
夫の何気ない言葉や態度にがまんを重ねるうちに、頭痛やめまい、動悸、不眠などが出てくることがあります。こうした状態は「夫源病(ふげんびょう)」と呼ばれることがあります。循環器・心療内科医の石蔵文信氏が2011年に名づけた言葉で、医学的な病名ではありませんが、多くの女性の共感を集めました。
夫が家にいる日だけ体調が悪くなる、夫の帰宅時間が近づくと胃が重くなる。そんなときは、体が「この関係の中で、がまんしすぎているよ」と教えてくれているのかもしれません。
義母・実家・親の介護のストレス
義母との同居や帰省、実家の親のこと、そして介護。「嫁だから」「娘だから」と、自分の気持ちより役割を優先しつづけると、心も体もすり減っていきます。とくに介護は終わりが見えにくく、自分の体調を後回しにしやすいものです。
家族といると休まらない・子どものことが心配
子どもの反抗期や勉強、進路のこと。家族のために動きつづけて、家にいても気が休まらない。子どものことは、どれだけ心配しても、自分の思いどおりにはなりません。「母親なのに」と自分を責める気持ちが、ストレスをさらに重くしていきます。
ストレスからくる症状をやわらげる7つのセルフケア
ストレスからくる症状をやわらげるには、まず体の緊張をゆるめることから始めましょう。今日からできる7つのセルフケアをご紹介します。ぜんぶやらなくて大丈夫。できそうなものを、ひとつだけ選んでみてください。

1. まず眠る・横になる
眠りは、心と体のいちばんの回復時間です。眠れなくても、目を閉じて横になるだけで、体は休まります。寝る前の1時間はスマホから離れて、部屋の明かりを少し落としてみましょう。
2. 吐く息を長くする呼吸

4秒かけて鼻から吸い、8秒かけて、ゆっくり口から吐きます。吐く息を長くすると、体をゆるめる副交感神経が働きやすくなります。胸やお腹に手を当てて、手のぬくもりを感じながら行うのもおすすめです。
3. 体を温める
熱すぎない、ぬるめのお湯にゆっくりつかってみましょう。シャワーだけの日も、首の後ろや腰をタオルなどで温めると、こわばった体がゆるんでいきます。
4. 朝の光の中を少し歩く
朝の光を浴びると、体内時計が整い、夜に眠りやすくなります。5〜10分、家のまわりを歩くだけでも十分です。一定のリズムで歩くことは、気分転換にもなります。
5. 気持ちを紙に書き出す
頭の中でぐるぐるしていることを、そのまま紙に書き出します。きれいな文章でなくてかまいません。書くことで気持ちと少し距離がとれ、「本当は何がつらかったのか」が見えてきます。
6. 信頼できる人に話す
解決しなくていいのです。「そうだったんだね」と聞いてもらうだけで、心は軽くなります。家族や友人に話しにくいときは、専門家や相談窓口を頼ってください。
7. 「がんばる」をひとつ減らす
夕食はお惣菜にする、気が進まない誘いを断る、家事を家族に任せる。ストレスの症状が出ているときは、何かを足すより、ひとつ減らすほうが体は楽になります。
東洋医学では「感情と体はつながっている」と考える
東洋医学では、怒りは「肝」、思い悩みは「脾(胃腸の働き)」、悲しみは「肺」というように、感情と体の働きはつながっていると考えます。考えごとが続くと食欲が落ちる、悲しいと胸が苦しくなる。そんな経験は、あなたにもあるのではないでしょうか。なお、ここでいう「肝・脾・肺」は、西洋医学の臓器そのものではなく、体の働きのまとまりを表す東洋医学の言葉です。
公式LINEにご登録いただいた方には、感情ごとに手を当てる場所と「ありがとう」のセルフケア、ヨガのポーズをまとめた『感情と臓器のつながり セルフケア早見表』(PDF)をプレゼントしています。LINEの友だち追加はこちら(記事の最後のボタンからも登録できます)。
ストレスのもとを整える|ディマティーニメソッドの「両面」で見る

セルフケアで体をゆるめても、ストレスのもとになっている関係がそのままだと、症状がくり返すことがあります。ここからは、わたしがファシリテーターを務めるディマティーニメソッドの考え方をもとに、ストレスのもとを整える方法をお伝えします。
ディマティーニメソッドでは、ある人やできごとの片面だけが見えているとき、心がかたよって大きく揺れると考えます。たとえば、夫のきつい口調ばかりが見えているとき、心の中は「どうしてわかってくれないの」という気持ちでいっぱいになります。その気持ちを飲みこむたびに、体はこわばり、胃がキリキリしていきます。
そこで、質問に答えながら、その人の行動が自分を助けてくれている面にも目を向けていきます。困っている面と助けられている面の両方が見えてくると、かたよっていた気持ちがすっとおさまり、相手を責める気持ちも、自分を責める気持ちも、少しずつやわらいでいきます。
ただし、暴言や暴力など、あなたの心や体を傷つける関係を、がまんして受け入れる必要はありません。配偶者からの暴力に悩んでいるときは、内閣府の「DV相談ナビ」(#8008)などで相談できます。まずは、あなたの安全を守ってください。
ストレスのもとを整える3ステップ
体のサインをきっかけに、ストレスのもとを整える3ステップです。記事の最後のチェックシート(2枚目)を使うと、書きながら進められます。

ステップ1:体のサインと、その場面を書く
胃が痛くなった、頭が重くなった、眠れなくなった。体のサインが出たときの場面と、相手やできごとを書き出します。サインが出るタイミングに、くり返しのパターンが見つかることもあります。
ステップ2:飲みこんだ気持ちに気づく
そのとき、本当は何を言いたかったのか、何をわかってほしかったのかを書きます。「わたしも疲れていた」「ひとこと、ありがとうと言ってほしかった」。体のサインは、飲みこんできた気持ちが「ここにいるよ」と伝えている合図なのかもしれません。
ステップ3:両面を見て、小さな一歩を決める
相手の行動で、困っている面と、助けられている面を、同じくらいの数だけ書き出します。そのうえで、今日できる小さな一歩を決めます。「疲れているから20分待ってね」と伝える、今夜は早めに休む。小さくていいのです。
参考
- 厚生労働省 こころの耳「ストレスとは」
- 厚生労働省 こころの耳「うつ病の主な症状と原因」
- 厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」
- 生命保険文化センター「どんなことに悩みやストレスを感じる?」
- 厚生労働省 働く女性の心とからだの応援サイト「女性のうつ」
- 日本産科婦人科学会「月経前症候群・月経前不快気分障害に対する診断・治療指針」
- 日本産科婦人科学会「更年期障害」
- 神戸新聞NEXT「全身がんの医者が始めた「死ぬ準備」 「夫源病」提唱者が新著」(2022年7月19日)
- メディカルノート「心因性発熱とは? ストレスが原因となって起こる解熱剤の効かない病気」(岡孝和医師)
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」
- 内閣府男女共同参画局「DV相談について」
ストレスのサインに気づく チェック&整えシート(無料PDF)
この記事でご紹介したチェックと3ステップを、紙に書きながら試せるシートを用意しました。誰にも見せる必要はありません。
1枚目は「サインに気づく」です。体・心・行動のサイン21項目をチェックし、眠れた度や気分、体のサインを書きこむ1週間のミニ記録をつけます。受診するときに持っていくと、症状を伝えやすくなります。
2枚目は「ストレスのもとを整える」です。体のサインが出た場面と、飲みこんだ気持ちを書き、相手の行動の両面を見て、小さな一歩と自分へのケアを決めます。印刷して、そのまま書き込めます。
無料ダウンロード
ストレスのサインに気づく チェック&整えシート(PDF・A4/2枚)
1枚目は「サインに気づく」。体・心・行動のサインをチェックし、1週間のミニ記録をつけます。2枚目は「ストレスのもとを整える」。体のサインが出た場面と飲みこんだ気持ちを書き、相手の行動の両面を見て、小さな一歩を決めます。
※2枚目のSTEP 5は、ディマティーニメソッドの「両面を見る」考え方をもとにしています。愛原百麗オリジナルのシートです(公式教材ではありません)。病気を診断するものではありません。
よくある質問

Q. ストレスからくる症状は、何科を受診すればいいですか?
頭痛や胃の痛み、動悸など体の症状が続くときは、まず内科やかかりつけ医へ。体の病気が隠れていないかを確かめます。生理の乱れやPMS、更年期の症状は婦人科、気分の落ち込みや不安、眠れないことが中心なら心療内科や精神科が相談先になります。迷ったときは、かかりつけ医に相談すると、必要に応じて専門の科を紹介してもらえます。
Q. ストレスで熱が出ることはありますか?
あります。ストレスが主な原因で体温が上がる状態は「心因性発熱」と呼ばれ、風邪などの熱とはしくみがちがうため、解熱剤が効きにくいとされています。ただし、熱は感染症など体の病気でも出ます。「ストレスのせい」と決めつけずに、まずは内科を受診してください。
Q. ストレスで生理が遅れたり、止まったりすることはありますか?
強いストレスや急な体重の変化で、生理が遅れたり、乱れたりすることがあります。妊娠の可能性があるときは、まず確かめましょう。生理が3か月以上来ないときや、出血の様子がいつもとちがうときは、婦人科を受診してください。
Q. 女性は男性よりストレスを感じやすいのですか?
厚生労働省の国民生活基礎調査(2022年)では、悩みやストレスがある人の割合は、男性41.2%、女性50.6%でした。また、うつ病の患者数も、どの年代でも女性が男性を上回っています。女性ホルモンのゆらぎに加えて、仕事・家事・育児・介護などの役割が重なりやすいことが関係していると考えられています。
Q. ストレスで太ったり、やせたりしますか?
ストレスがかかると、甘いものや食べものに手がのびる人もいれば、食欲がなくなる人もいます。どちらもストレスの「行動のサイン」です。食べ方を責めるより、まず睡眠と休息をとることを優先してください。短いあいだに体重が大きく変わったときは、体の病気のこともあるため、受診しましょう。
Q. 夫源病は病気ですか?
「夫源病」は、夫の言動が原因で妻の心や体に不調が出る状態を表す言葉で、医学的な病名ではありません。けれども、頭痛やめまい、不眠などの症状そのものは、本人にとっては本当につらいものです。症状が続くときは受診し、そのうえで、夫との関係で飲みこんできた気持ちにも目を向けてみてください。
Q. ストレスを感じているのに、休むことに罪悪感があります。
休むことは、さぼることではありません。ストレスからくる症状は、心と体が「少し休んで」と伝えてくれているサインです。まずは「がんばる」をひとつ減らすところから。休むことで、家族や仕事にも、また笑顔で向き合えるようになります。
女性のストレスからくる症状|まとめ
- ストレスからくる症状は、体・心・行動の3つにあらわれる
- 女性は、ホルモンのゆらぎ・自律神経・役割の多さ・人間関係のがまんが重なり、ストレスが体に出やすい
- 30代は育児と仕事、40代は責任とゆらぎの始まり、50代は更年期と介護が重なりやすい
- つらさが2週間以上続く、涙が止まらない、「消えたい」と思うときは、ひとりで抱えずに相談・受診を
- 体の症状は「ストレスのせい」と決めつけず、まず体の病気がないかを確かめる
- 眠る・呼吸・温める・歩く・書く・話す・減らす。できそうなことを、ひとつだけ
- 体のサインの奥にある、飲みこんできた気持ちに目を向けると、ストレスのもとが整いはじめる
体に出てくるサインは、あなたを困らせるためのものではなく、「もう少し自分を大切にして」と教えてくれる、体からのメッセージです。今日は、ひとつだけでも、自分のためのケアを選んでみてくださいね。
体に出るほどがまんしてきた気持ちを、一緒に整えませんか
夫や家族、職場の人間関係で、言えずに飲みこんできた気持ちは、ひとりで抱えなくて大丈夫です。看護師として体のこともふまえながら、ライフコーチとして心の整え方をご一緒します。
まずは無料のZoom相談(30分)で、お話ししてみませんか。無理な勧誘はいたしません。
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※セッションは医療行為ではありません。体の症状が続くときは、医療機関を受診してください。
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