「老後のお金、本当に足りるのかな」
「物価ばかり上がって、この先やっていけるのか心配」
夜、布団に入ってから、お金のことが頭の中をぐるぐる回って眠れない…。
そんな経験はありませんか?
こんにちは、看護師でライフコーチの愛原百麗です。
将来のお金の不安は、「正体」がわからないままだと、どんどん大きくなっていきます。
反対に、正体がわかって、心と行動の両面から手を打てば、不安は「対処できるもの」に変わっていきます。
この記事では
・将来のお金が不安になる「3つの正体」
・不安をやわらげる「心の対策」
・不安のもとを減らす「行動の対策」
・看護師として伝えたい、不安が体に出ているときのこと
について解説します。
ひとりで抱えている不安を、少しずつほどいていきましょう。
将来のお金が不安なのは、あなただけではありません

お金の不安は、収入や貯金の多い・少ないに関係なく、多くの人が抱えているものです。
貯金がしっかりある人でも「これで足りるのだろうか」と不安になりますし、収入が増えても不安が消えないという人もたくさんいます。
つまり、お金の不安は「お金の量」だけの問題ではないということです。
だからこそ、数字の対策(行動)と、気持ちの対策(心)の両方が必要になります。
将来のお金が不安になる「3つの正体」

正体1:「見えない」から不安になる
人は、わからないものに不安を感じる生き物です。
・毎月いくら使っているのか
・将来いくら必要なのか
・年金はいくらもらえるのか
こうした数字がぼんやりしたままだと、頭の中で「足りないかもしれない」という想像だけがふくらんでいきます。
正体2:「比べる」から不安になる
SNSを開けば、「〇歳で貯金〇千万円」「投資でこんなに増えた」という情報があふれています。
人と比べるほど、「わたしは足りていない」という気持ちが強くなります。
でも、必要なお金の額は、暮らし方や大切にしているものによって一人ひとり違います。
他人の数字は、あなたの「安心ライン」とは関係ないのです。
正体3:「過去の体験や思い込み」が不安を大きくする
子どもの頃に「うちはお金がない」と聞いて育った、家族がお金のことで苦労する姿を見てきた…。
こうした体験は、大人になっても「お金はいつかなくなるもの」という思い込みとして心に残り、不安を必要以上に大きくすることがあります。
これが、いわゆる「お金のブロック」です。
心と行動の「両輪」で不安を減らす

お金の不安への対策は、よく「家計を見直しましょう」「投資を始めましょう」という行動の話だけで終わりがちです。
でも、心が不安でいっぱいのままだと、家計簿は続かず、投資も怖くて始められません。
反対に、気持ちだけ落ち着かせても、数字が見えないままでは、不安はまた戻ってきます。
心が落ち着くと、行動が続く。行動すると、心が安心する。
この両輪で進めていくのが、いちばんの近道です。
不安をやわらげる「心の対策」3つ
心の対策1:不安を紙に書き出す
頭の中でぐるぐるしている不安を、そのまま紙に書き出してみましょう。
「老後のお金が足りないかも」「親の介護が始まったら?」「病気で働けなくなったら?」
書き出してみると、漠然とした大きな不安が、いくつかの具体的な心配ごとに分かれていきます。
具体的になれば、「これは調べればわかる」「これは今は考えなくていい」と整理できるようになります。
心の対策2:「最悪のシナリオ」のもう片方の面を見る
わたしがファシリテーターを務めるディマティーニメソッドでは、どんな出来事にも必ず両面があると考えます。
たとえば「収入が減ったらどうしよう」という不安。
確かに大変なことですが、もう片方の面を探してみると、
・本当に大切なものに、お金の使い方を絞れる
・節約の工夫や、新しい働き方を考えるきっかけになる
・家族と協力し合う機会になる
といった面も見えてきます。
「最悪のこと」の片面だけを見つめていると、不安は大きくなるばかりです。両面が見えると、心は自然と落ち着きを取り戻していきます。
心の対策3:呼吸と瞑想で、体から落ち着かせる
不安が強いとき、体は緊張して呼吸が浅くなっています。
看護師としてお伝えしたいのは、心を落ち着かせたいときは、体からアプローチするのが早いということです。
・鼻からゆっくり4秒吸う
・口から8秒かけて細く長く吐く
これを数回くり返すだけでも、体の緊張がゆるみ、気持ちが落ち着きやすくなります。
不安のもとを減らす「行動の対策」4つ

行動の対策1:家計の数字を「見える化」する
まずは、1か月の収入と支出を書き出してみましょう。
きっちりした家計簿でなくても大丈夫です。
・毎月必ず出ていくお金(家賃、通信費、保険料など)
・月によって変わるお金(食費、日用品、交際費など)
この2つに分けて、ざっくり把握するだけでも、「見えない不安」はぐっと小さくなります。
行動の対策2:「生活防衛資金」を貯める
生活防衛資金とは、病気やケガ、急な失業などに備えて、すぐに使えるように置いておくお金のことです。
一般的には、生活費の3〜6か月分がひとつの目安と言われています。
この「いざというときのお金」があるだけで、心の安心感は大きく変わります。
行動の対策3:将来もらえる年金を確かめる
「年金なんてもらえないのでは?」と不安な方も多いのではないでしょうか。
毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」や、日本年金機構の「ねんきんネット」を使うと、将来受け取れる年金の見込み額を確かめることができます。
「もらえるお金」がわかると、「あといくら準備すればいいか」も見えてきます。
行動の対策4:少額から資産づくりを始める
生活防衛資金ができたら、少額からコツコツ資産づくりを始めるのもひとつの方法です。
新NISAのような非課税の制度を使えば、少しずつでも長く続けることで、将来に向けた備えになります。
ただし、投資には元本割れなどのリスクもあります。生活に必要なお金ではなく、余裕資金で、無理のない金額から始めることが大切です。
看護師として伝えたいこと:不安が体に出ているときは
お金の不安が強くなると、心だけでなく体にもサインが出ることがあります。
・なかなか眠れない、夜中に何度も目が覚める
・食欲がない、または食べすぎてしまう
・気分の落ち込みが続き、何をしても楽しくない
こうした状態が2週間以上続いているときは、ひとりで抱えずに、かかりつけ医や心療内科などに相談してください。
電話で相談したいときは、「こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)」も利用できます。
⚠️ 今まさにお金に困っている方へ
借金の返済が難しい、生活費が足りないなど、今まさにお金に困っている場合は、専門の窓口に相談してください。
- 借金・債務整理のこと:法テラス(日本司法支援センター)
- 生活費・仕事・住まいのこと:お住まいの市区町村の「生活困窮者自立支援制度」の相談窓口
- 一時的な生活資金のこと:お住まいの地域の社会福祉協議会
- 多重債務や悪質な業者とのトラブル:消費者ホットライン「188」
将来のお金の不安をやわらげるまとめ
- お金の不安の正体は「見えない」「比べる」「思い込み」の3つ
- 心の対策:不安を書き出す、最悪のシナリオのもう片方の面を見る、呼吸と瞑想
- 行動の対策:家計の見える化、生活防衛資金、年金の確認、少額からの資産づくり
- 心と行動の両輪で進めると、不安は「対処できるもの」に変わる
ひとりで抱えきれない不安は、一緒にほどいていきましょう
「頭ではわかっているのに、どうしても不安が消えない」
そんなときは、不安の奥に、あなた自身も気づいていない思い込みや価値観が隠れているのかもしれません。
ディマティーニメソッドのセッションでは、わたしがお出しする質問に答えていくことで、不安の正体を一緒にていねいに見つけていきます。
お金の不安で眠れない夜から、安心して未来を描ける毎日へ
「ちょっと話を聞いてほしい」という段階で大丈夫です。
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