「また、人を信じて、損をしてしまった」
「頼まれると、どうしても断れない」
「『お人好しだね』『騙されやすいよ』と、よく言われる」
そんな自分が、いやになっていませんか。
こんにちは、看護師でライフコーチ、ディマティーニメソッドのファシリテーターの愛原百麗です。看護師として働いて、39年になります(2026年時点)。

じつは、わたし自身にも、人を信じすぎて、大きなものを失った経験があります。20歳のころに入信した新興宗教で、責任者の指示に逆らえず、借金をしてまで多額の献金を続けました。いまふり返ると、当時のわたしには、この記事でお伝えする「騙されやすい人の特徴」が、いくつも重なっていました(くわしくはプロフィールに書いています)。
この記事では、騙されやすい人の特徴7つと、あなたの騙されやすさがわかるセルフチェック、そして騙されないための対策をお伝えします。
先に結論をお伝えすると、騙されやすいのは、頭が悪いからでも、性格が弱いからでもありません。研究では、人を信頼しやすい人ほど、相手が信頼できるかどうかを見きわめる力も高い傾向があることが示されています。騙されやすさを決めるのは、性格そのものよりも、断れない・不安や寂しさ・「自分は大丈夫」といった「心のすき間」と、そのときの状況です。だからこそ、気をつけるだけでなく、「その場で決めない」「ひとりで決めない」という「しくみ」で、自分を守ること。そして、いいところばかりが見えている「のぼせ」を整えることで、人を信じる力を、あなたの長所のまま生かしていけます。
この記事では
・騙されやすい人の特徴7つ(セルフチェック付き)
・騙されやすい人は優しい?頭が悪い?騙されやすさの本当の正体
・騙されやすいのは病気や発達障害のせい?
・騙されないための対策|「その場で決めない」6つのしくみ
・家族を詐欺から守るためにできること
・ディマティーニメソッドで見る騙されやすさ
・書き込める『騙されないための心の整え方ワークシート』
について解説します。
「また騙された」と、自分を責めながら読んでくださっている方もいるかもしれません。騙されやすさは、あなたの欠点ではありません。そのことも、あわせてお伝えしていきますね。
無料PDFこの記事はワークシート付きです
記事の中でご紹介する『騙されないための心の整え方ワークシート』(PDF・A4/2枚)を、無料でダウンロードできます。印刷して、そのまま書き込めます。
騙されやすい人の特徴7つ|あなたの騙されやすさをセルフチェック
騙されやすさには、いくつかのパターンがあります。まずは、いまのあなたにあてはまるものをチェックしてみましょう。
セルフチェック
あなたの「騙されやすさ」をチェック
あてはまるものに、チェックを入れてください(14問)。
※この結果は、ご自身の傾向をふり返るための目安です。医学的な診断ではありません。
チェックした項目は、次の7つの特徴にわかれています。どれも、やさしさやまじめさの裏返しです。ひとつずつ見ていきましょう。

1. 頼まれると断れない
頼まれると、本当はいやでも「はい」と言ってしまう。一度引き受けたら、あとから断るのは悪い気がする。
心理学には、「フット・イン・ザ・ドア」という言葉があります。最初に小さなお願いを受け入れた人は、そのあとの大きなお願いも、受け入れやすくなるというものです。アメリカのフリードマンとフレイザーの実験(1966年)では、先に電話でかんたんな質問に答えてもらった家庭のほうが、あとから頼まれた「家の中を調べさせてほしい」という大きなお願いを、2倍以上の割合で受け入れました。
詐欺も、最初は「お話を聞くだけ」「少しの金額から」と、小さな「はい」から始まります。断れないのは、相手の気持ちを大切にできる、やさしさの裏返しです。ただ、そのやさしさが、つけこまれる入り口にもなるのです。
2. 人を疑うのは悪いことだと思っている
「人を疑うなんて、失礼だ」「疑ってばかりの自分には、なりたくない」。そう思うのは、人を大切にしたいという気持ちがあるからです。
社会心理学者の山岸俊男さんらの研究では、人を信頼しやすい人ほど、相手が信頼できるかどうかを見きわめる力(社会的知性)も高い傾向があることが示されています。つまり、人を信じること自体が、騙されやすさの原因ではないのです。
問題になるのは、「なんだか変だな」という違和感を、気のせいだと打ち消してしまうことです。疑うことと、確かめることはちがいます。相手を責めるのではなく、事実を確かめることは、失礼なことではありません。
3. 肩書きや「えらい人」の言葉に弱い
「警察です」「銀行の者です」「専門家として申し上げます」。肩書きや立場のある人の言葉を聞くと、人は自分で考えるのをやめて、言われたとおりにしたくなります。アメリカの心理学者チャルディーニは、これを、人を動かす心理のひとつ「権威」としてまとめています。

2025年には、警察官をかたる詐欺が大きく増え、特殊詐欺の被害額は、前の年のおよそ2倍になりました。まじめな人ほど、「警察の言うことには従わなければ」と思ってしまうのです。
わたし自身も、新興宗教にいたころは、「救世主の指示に従うしかない」「責任者の指示には逆らえない」と思いこんでいました。相手を大きく、自分を小さく見ているとき、人は、自分で判断する力を、相手に手わたしてしまいます。
4. 不安や寂しさをかかえている
お金や健康、将来への不安。わかってもらえない寂しさ。心にすき間があるとき、「助けてあげる」「わかってくれる」という言葉は、とても強くひびきます。
アメリカで、50歳以上の約4,400人を調べた研究(Lichtenberg ら, 2013)では、気分の落ちこみが強く、人とのつながりに満たされていない人では、過去5年に詐欺の被害にあった割合が約14%と、それ以外の人(約4%)の3倍以上でした。
わたしが新興宗教に入信したのも、幼いころからのつらい体験で、明るい未来を思い描けなかったころでした。世の中では、世界が滅びるといった話がさわがれていて、わたしはそれを、本気で受けとめてしまいました。「なんとかしなければ」と、藁にもすがる思いだったのです。騙されやすさの根っこには、不安や寂しさがあることが多いのです。
5. 「自分は大丈夫」と思っている
「わたしは、詐欺なんかにひっかからない」。そう思っている人ほど、じつは注意が必要です。
イギリスの公正取引庁が2009年にまとめた研究では、詐欺の被害にあった人は、その分野(宝くじや投資など)の知識や経験が、むしろ多いことも少なくなかったと報告されています。知識や経験があるぶん、「自分なら見分けられる」と思いやすいのかもしれません。
自信があることは、悪いことではありません。ただ、「自分は大丈夫」と「確かめなくていい」は、別ものです。
6. 「今だけ」「あなただけ」に心が浮き立つ
「今日までの特別価格です」「あなただけにお教えします」「必ずもうかります」。こうした言葉を聞くと、心がふわっと浮き立ちます。チャルディーニは、手に入りにくいものほど価値があるように感じる心理を、「希少性」と呼んでいます。

心が浮き立っているとき、人はいいところばかりに目がいき、デメリットが見えにくくなります。ディマティーニメソッドでは、この状態を「のぼせ」ととらえます。のぼせについては、このあと、くわしくお話ししますね。
7. 大事なことを、ひとりで決めてしまう
誰にも相談せずに、大事なことを決めてしまう。迷ったときに相談できる人が、身近にいない。
詐欺をする側は、相手がひとりで決めるように仕向けます。「このことは、ご家族にも言わないでください」「捜査の秘密です」「ほかの人に話すと、チャンスがなくなります」。誰かに話した瞬間に、詐欺の多くは見やぶられてしまうからです。「誰にも言わないで」は、それだけで危険のサインです。
騙されやすい人は優しい?頭が悪い?|騙されやすさの本当の正体
騙されやすいのは、頭が悪いからではない
「騙されやすい人は、頭が悪い」。そんな言葉を目にして、傷ついたことがあるかもしれません。でも、それはちがいます。
先ほどのイギリスの研究でも、被害にあった人は、話をよく考えずに飛びついたのではなく、むしろ時間をかけて検討していた傾向がありました。詐欺の手口は、「信頼」や「権威」、「不安」や「欲」に訴えて、冷静に考える力を弱めるように作られています。研究者たちも、被害にあった人を「欲深い」「騙されやすい」と決めつけるのは役に立たない、と述べています。
騙されやすさは、頭の良し悪しではなく、そのときの心の状態と、相手の手口との組み合わせで決まるのです。
優しさや素直さは、欠点ではない
「騙されやすい人は、優しい」「純粋で、かわいい」と言われることもあります。たしかに、騙されやすい人の多くは、人の話を最後まで聞き、相手の気持ちを大切にし、人を信じることができる人です。
「騙されやすい」を言いかえると、「人を信じられる」「素直に受けとめられる」「人の役に立ちたい」。どれも、人とのつながりをつくるうえで、欠かせない力です。
大切なのは、優しさや素直さを捨てることではありません。その力を向ける相手を、選ぶことです。そのための方法を、このあとの「6つのしくみ」でお伝えします。
騙されやすいのは病気や発達障害のせい?
「騙されやすいのは、何かの病気なのでは」と心配になる方もいます。
看護師としてお伝えすると、ADHD(注意欠如・多動症)の衝動性や、ASD(自閉スペクトラム症)の「言葉をそのまま受けとる」特性などがあると、騙されやすさにつながることがあります。また、うつ状態で判断する力が落ちているときや、年齢を重ねて、物忘れなど認知機能の変化が出てきたときにも、騙されやすくなります。
ただし、騙されやすいからといって、病気や障害があるとはかぎりません。何度も同じような被害にあう、急にお金の管理がむずかしくなった、気分の落ちこみが続いているといったときは、ひとりで悩まずに、かかりつけ医や心療内科、精神科に相談してください。高齢のご家族のことなら、地域包括支援センターも相談先になります。
いま、お金を払う・振り込む話が進んでいるときは:いったん手を止めて、警察相談専用電話 #9110 か、消費者ホットライン 188 に相談してください。お金をだまし取られそうで急を要するときは、110番へ。
騙されないための対策|「その場で決めない」6つのしくみ
騙されないためには、「気をつけよう」と思うだけでは足りません。疲れているときや、不安なときには、意志の力はかんたんにゆらぐからです。だからこそ、迷ったときにも自分を守ってくれる「しくみ」を、先につくっておきましょう。

1. その場で決めない(ひと晩おく)
わたしが以前、弁護士さんから、いちばん大切なこととして教わったのが、このことでした。
「相手の話を聞いても、その場では決めない。そして、その話や連絡先を聞いたら、いったん持ち帰り、家族や友人、知人、専門家に尋ねる」
このルールがあると、「わたしがなんとかしなければ」「助けなければ」「なんだかモヤモヤする」といった気持ちに、振りまわされずにすむのです。気持ちがゆれていても、「その場では決めない」と決めてあるから、あわてて返事をしなくてよくなります。

詐欺の多くは、「今日中に」「いますぐ」と、あなたを急がせます。急がせる話は、それだけで疑ってかまいません。本当にいい話なら、ひと晩待っても、なくなりはしません。
2. ひとりで決めない
決める前に、家族や友人、知人、専門家の誰かひとりに話す。それだけで、騙される危険はぐっと下がります。自分では見えなかったことが、まわりの人には見えることが多いからです。
「相談したら、反対されそう」と感じる話ほど、相談する価値があります。身近に話せる人がいないときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。
とくに、相手が自分たちの中だけで通じるルールで話してくるときは、当事者どうしで決めようとしないでください。弁護士などの専門家に間に入ってもらうことは、自分を守る、大切な方法です。
3. 公式の番号に、自分からかけ直す
「警察です」「銀行です」「市役所です」という電話がかかってきたら、いったん切って、公式サイトや通帳、カードの裏などにのっている番号に、自分からかけ直して確かめましょう。相手が教えてくる番号に、かけ直してはいけません。
警察や銀行が、電話で暗証番号を聞いたり、キャッシュカードを預かったり、ATMの操作やお金の振り込みを指示したりすることは、ありません。
4. 「いい話」には、デメリットを同じ数だけ探す
心が浮き立つ話を聞いたら、そのデメリットやリスクを、いいところと同じ数だけ探してみてください。「元本は保証されているのか」「なぜ、会ったこともないわたしに声をかけたのか」「なぜ、こんなに急ぐのか」。
デメリットがひとつも見つからない話は、見えていないだけです。ワークシートの2枚目を使うと、書き出しやすくなります。
5. 断る言葉を、先に決めておく
その場で断る言葉を考えるのは、むずかしいものです。「家族と相談してから決めます」「いまは決めません」「書面で送ってください」など、断る言葉を、前もって決めておきましょう。理由を説明する必要はありません。
6. 小さな「NO」を練習する
断れない人は、ふだんから、自分の「いや」を後まわしにしていることが多いものです。気が進まない誘いに「今回はやめておくね」と言う。お店ですすめられたものを「けっこうです」と断る。小さな「NO」を言えた体験が積み重なると、大きな場面でも、自分を守れるようになります。
家族を詐欺から守るためにできること
・家族だけの「合言葉」を決めておく
・固定電話は、ふだんから留守番電話にしておく
・「お金の話が出たら、必ず家族に連絡する」と約束しておく
・離れて住む親とは、こまめに連絡をとり、話しやすい関係をつくっておく
・「騙されたらどうするの」と責めるのではなく、「もし騙されても、責めないから話してね」と伝えておく
最後のひとつが、とても大切です。責められるのがこわくて、被害を隠してしまう方は、少なくないからです。
もし、すでに騙されてしまって、気持ちが落ちこんでいるときは、こちらの記事を読んでみてください。
ディマティーニメソッドで見る騙されやすさ|「のぼせ」が判断をくもらせる

ここまで、騙されやすい人の特徴と、自分を守るしくみをお伝えしてきました。最後に、わたしがファシリテーターを務めるディマティーニメソッドの見方から、騙されやすさを考えてみます。
ディマティーニメソッドでは、相手やものごとの、いいところばかりが大きく見えて、心が浮き上がっている状態を「のぼせ」ととらえます。のぼせているとき、人は相手を実際より大きく見て、自分を実際より小さく見ています。そして、デメリットが見えなくなります。

「必ずもうかる」「あなただけを愛している」「この方についていけば救われる」。騙される場面では、たいてい、ものの見方がこちらにかたよっています。反対に、いいところも、そうでないところも、同じくらい見えているとき、心は落ち着き、自分で選べる状態になります。
「救世主の指示に従うしかない」と思いこんでいたころ
新興宗教にいたころのわたしは、まさに、このかたよりの中にいました。教団のトップを「救世主」と大きく見て、自分のことは「堕落した、生きている価値のない罪人だ」と、小さく見ていたのです。
「救世主のいう理想世界を実現するためには、犠牲はしかたない」「献金目標は、守らなければならない」。そう信じて、自分の内側からの声を無視して生きていました。自分を小さく見ているとき、人は、答えを自分の外に求めます。そして、外にいる「大きな人」の言葉に、判断をあずけてしまうのです。
ディマティーニ博士から直接ファシリテーションを受けたセミナーで、わたしは、自分が見ていた世界がとてもかたよっていたことに、心の底から気づきました。相手を大きく見すぎず、自分を小さく見すぎない。両面が見えるようになると、誰かの言葉に、自分の人生をあずけなくてもよくなるのだと、いまは感じています。わたしの歩みは、プロフィールにくわしく書いています。
セッションを受けてくださった方からも、こんな声をいただいています。
自分がしてもらって嬉しかったことを、自分も別のときに別の人にしていたこと、自分が罪悪感を持っていることが、その人の役に立っていたこと、、という風に、片面しか捉えていなかったことの反対側を見せていただいて、本当にプラスマイナスゼロなんだということに気づきました。
くみ(40代)
相手の悪いと思ってる部分をわたしはもっていて、皆持っていて、ただそれだけなんだ、と思いました。自分は自分を愛せてなかったんだということに気づけました。
30代・匿名希望
※個人の感想です。感じ方は人それぞれで、同じ結果をお約束できるものではありません。
のぼせを整える、A面の見方
ディマティーニメソッドには、A面・B面・C面という見方があります。A面は、相手の好きで、賞賛している言動を扱う見方です。いま心が動いている話や人がいるときは、A面の考え方をもとに、次の順番で書き出してみてください。
- いま心が動いている話(人)を、ひとつ書く
- 心の浮き立ちを、0〜10でつける
- その話(人)のいいところを書く
- そのデメリットやリスク、「なぜ?」と感じることを、いいところと同じ数になるまで探す
- 書いた表を、決める前に、誰かひとりに見せる
- 書き終えたら、もう一度、心の浮き立ちを0〜10でつける
例:SNSで知り合った人にすすめられた、「月に10%もうかる」という投資の話
→ いいところ:毎月お金が増える/やさしく相談にのってくれる/仲間がたくさんいるらしい
→ デメリット・リスク:元本が保証されていない/会ったことがない人に、お金を預けることになる/なぜ、わたしに声をかけたのかがわからない
A面は、相手を嫌いになるための見方ではありません。相手やものごとを等身大で見て、落ち着いて自分で選べる心に戻るための見方です。
参考
- Freedman, J. L., & Fraser, S. C. (1966). Compliance without pressure: The foot-in-the-door technique. Journal of Personality and Social Psychology, 4(2), 195–202.
- Yamagishi, T., Kikuchi, M., & Kosugi, M. (1999). Trust, gullibility, and social intelligence. Asian Journal of Social Psychology, 2(1), 145–161.
- ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器』(社会行動研究会 訳、誠信書房)
- Lichtenberg, P. A., Stickney, L., & Paulson, D. (2013). Is psychological vulnerability related to the experience of fraud in older adults? Clinical Gerontologist, 36(2), 132–146.
- Lea, S., Fischer, P., & Evans, K. (2009). The psychology of scams: Provoking and committing errors of judgement. Office of Fair Trading.
- 警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」
- Dr. John Demartini 公式サイト(日本語)
騙されないための心の整え方ワークシート(無料PDF)
この記事でご紹介した方法を、そのまま試せるワークシートを用意しました。印刷して、書き込んで使えます。
1枚目は「わたしの『すき間』を知る」です。7つの特徴のチェック、いま不安や寂しさを感じていること、あなたの「決める前のルール」、断る言葉、迷ったときに相談できる人と窓口を書きます。
2枚目は「『いい話』の両面を見る」です。いま心が動いている話(人)の、いいところと、デメリット・リスクを同じ数だけ書き出します。決める前に誰に見せるかも書いて、最後にもう一度、心の浮き立ちを記録します。
無料ダウンロード
騙されないための心の整え方ワークシート(PDF・A4/2枚)
1枚目は「わたしの『すき間』を知る」。7つの特徴のチェック、決める前のルール、断る言葉、相談先を書きます。2枚目は「『いい話』の両面を見る」。心が動いている話のいいところと、デメリット・リスクを、同じ数だけ書き出します。
※2枚目の「『いい話』の両面を見る」は、ディマティーニメソッドの考え方をもとにした愛原百麗オリジナルのものです(公式教材ではありません)。
よくある質問

Q. 騙されやすい人は、優しいのですか?
騙されやすい人の多くは、人の話を最後まで聞き、相手の気持ちを大切にできる、優しい人です。ただ、優しいから騙されるのではなく、優しさに「断れない」「疑うのは悪い」といった思いこみが重なったときに、つけこまれやすくなります。優しさはそのままに、「その場で決めない」「ひとりで決めない」というしくみで、自分を守りましょう。
Q. ロマンス詐欺に引っかかる人には、どんな特徴がありますか?
寂しさや人生の変わり目でできた「心の穴」と、相手を理想化する気持ちが重なったときに、ねらわれやすくなります。会ったことがないのに急に親しくなる、お金や投資の話が出てくる、「誰にも言わないで」と言われる。そんなときは、ロマンス詐欺を疑ってください。特徴と見分け方は、こちらの記事でくわしくまとめています。
Q. 騙されやすい女性には、どんな特徴がありますか?
女性だから騙されやすい、ということはありません。ただ、家族やまわりを優先して、自分の気持ちを後まわしにしがちな人や、「嫌われたくない」と我慢しがちな人は、「断れない」特徴が強く出やすくなります。恋愛では、相手のいいところばかりが見える「のぼせ」の状態にも、注意してください。
Q. 騙されやすい性格は、直せますか?
性格そのものを変える必要はありません。人を信じられる、素直に受けとめられるというのは、あなたの長所です。変えるのは性格ではなく、決め方です。その場で決めない、ひとりで決めない、断る言葉を決めておく。この記事の「6つのしくみ」を、ひとつずつ取り入れてみてください。
Q. スピリチュアルで騙されやすい人には、どんな特徴がありますか?
「このままでは不幸になる」と不安をあおられたり、「あなたは特別な人」と持ち上げられたりすると、心は大きくゆれます。不安が強いとき、自分を小さく見ているときほど、外の誰かに答えを求めたくなるものです。「高額な品物や講座を買えば救われる」「ほかの人には言わないで」といった話が出てきたら、いったん立ち止まって、誰かに相談してください。
騙されてきた自分を責めているあなたへ
これまで、人を信じて、何度も傷ついてきたかもしれません。「また騙された」と、自分を責めた夜もあったかもしれません。
でも、人を信じられることは、あなたの長所です。騙されたのは、あなたが人を大切にしようとしたからです。
信じる力を、捨てなくて大丈夫です。今日は、「その場では決めない」と、ひとつだけ決めてみてください。そして、心がゆれたときは、ひとりで決めずに、誰かに話してください。ひとりでは見えないもう片方の面も、誰かと一緒なら、見えてきます。
騙されやすい人の特徴|まとめ
- 騙されやすいのは、頭が悪いからではない。心のすき間と、そのときの状況で決まる
- 特徴は7つ:断れない・疑うのは悪いと思う・肩書きに弱い・不安や寂しさ・「自分は大丈夫」・「今だけ」に弱い・ひとりで決める
- 人を信頼しやすい人ほど、相手を見きわめる力も高い傾向がある。優しさや素直さは、欠点ではない
- 対策は「気をつける」より「しくみ」。その場で決めない・ひとりで決めない・公式の番号にかけ直す・デメリットを同じ数だけ探す・断る言葉を決めておく・小さなNOを練習する
- いいところばかりが見える「のぼせ」に気づき、両面を見ると、落ち着いて自分で選べる
今日は、ワークシートの1枚目のSTEP 4に、あなたの「断る言葉」を書いてみてください。
誰かの言葉ではなく、自分の心で選べるように
わたし自身も、新興宗教で「指示に従うしかない」と思いこみ、自分の心の声を無視して生きてきました。不安や寂しさのもとにある心のかたよりは、ひとりではなかなか見えないものです。ひとりで抱えなくて大丈夫です。
まずは無料のZoom相談(30分)で、お話ししてみませんか。無理な勧誘はいたしません。
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