「うざい」「話しかけないで」「ババア」
何を言っても、返ってくるのはとげのある言葉とため息ばかり。今日こそは冷静に、と思っていたのに。
帰りの遅さを注意した夜、とうとう「いい加減にしなさい!」と怒鳴ってしまった。テーブルをたたいて、言うつもりのなかった言葉まで口にした。
娘は部屋に閉じこもり、家の中はしんと静まりかえっている。ひとりになったリビングで、「母親失格だ」と自分を責めている。
もしいま、そんな夜を過ごしているなら、まずはゆっくり息をはいてください。反抗期の娘にキレてしまったのは、あなただけではありません。そして、一度キレたことで、親子の関係がすべて壊れてしまうわけでもありません。
こんにちは、看護師でライフコーチ、ディマティーニメソッドのファシリテーターの愛原百麗です。看護師として働いて、39年になります(2026年時点)。

この記事では、反抗期の娘にキレてしまったときにまずできること、関係を立て直す謝り方、くり返さないための工夫を、国のガイドラインや研究をもとにお伝えします。娘の反抗期に耐えられない、しんどいと感じているお母さんの心を整える方法も、ディマティーニメソッドの見方でご紹介します。
この記事では
・反抗期の娘にキレてしまうのは、あなただけではない
・お母さんが娘にキレてしまう5つの理由
・キレてしまったあとの立て直し4ステップ(謝り方)
・くり返さないために知っておきたいこと
・娘の反抗期に耐えられない・しんどいときは
・ディマティーニメソッドの「B面」で見る、キレてしまった場面
・「反抗期だから」で片づけないでほしいサインと相談先
・書き込める「キレてしまった場面を両面から見る ワークシート」
について解説します。
無料PDFこの記事はワークシート付きです
記事の中でご紹介する『キレてしまった場面を両面から見る ワークシート(反抗期の娘・母親編)』(PDF・A4/2枚)を、無料でダウンロードできます。印刷して、そのまま書き込めます。
反抗期の娘にキレてしまうのは、あなただけではありません
厚生労働省の検討会がまとめた「体罰等によらない子育てのために」(2020年)には、「子どもに腹が立ったり、イライラしたりすることは、子育て中の保護者の多くが経験するもの」と書かれています。
反抗期の娘さんとの毎日は、そのイライラが何年も続くことがあります。明治安田生活福祉研究所が2016年に行った調査では、反抗期があった時期は「中学生時代」がもっとも多く、次いで「高校生時代」でした。中学から高校までの数年間、毎日のようにぶつかっていれば、心がすり減るのは当然です。
反抗期の娘にキレてしまう、よくある場面
- 話しかけても無視される、「うざい」「きもい」と言われる
- 帰りが遅い、連絡がない、門限を守らない
- スマホを手放さない、夜ふかしして朝起きない
- 勉強しない、テスト前なのに遊んでいる
- 家のことを何も手伝わない、部屋が散らかり放題
- 夫やきょうだいへの態度がひどい
どれも、1回だけなら流せることかもしれません。でも、毎日のように重なると、ある日、心のコップがあふれてしまうのです。
1回キレたことで、関係は壊れない
「娘を傷つけてしまった」「もう取り返しがつかない」と、自分を責めていませんか。
同じガイドラインには、子どもがつらい体験をしても、その後の適切な関わりや周りの支えによって、悪い影響から回復していくことも報告されている、と書かれています。
大切なのは、キレたことそのものより、キレたあとにどうするかです。
お母さんが娘にキレてしまう5つの理由
キレてしまうのは、あなたの性格が悪いからではありません。ガイドラインでも、親がつい手をあげたり怒鳴ったりしてしまう背景として、ストレスや孤独、育ってきた環境などが挙げられています。

1. 疲れがたまっている
仕事、家事、親の介護。ガイドラインにも、背景のひとつとして「自分の仕事や介護、家族関係等でストレスが溜まっている」ことが挙げられています。
心のコップがいっぱいのときは、ふだんなら流せる娘さんのひと言が、あふれる最後の1滴になってしまいます。
2. ひとりで抱えている
「周囲に相談したり頼りにできる人がいない」。これも、ガイドラインが挙げる背景のひとつです。夫が「お前が甘いからだ」と言うだけで協力してくれない。ママ友には話しにくい。ひとりで娘さんと向き合い続けると、逃げ場がなくなります。
3. 「なめられてはいけない」と思っている
親として言うべきことは言わなければ。娘に甘く見られてはいけない。その気持ちが強いほど、反抗されたときに力でおさえこみたくなります。ガイドラインにも、「大人としてなめられてはいけないと感じている」ことが背景として書かれています。
4. 娘の中に、自分を見てしまう
同じ女性だからこそ、娘さんの言い方や態度に、自分の嫌なところや、若いころの自分を見てしまうことがあります。母と娘のあいだでは、「わかってほしい」という気持ちも強くなりやすいのです。
5. からだの変化で、イライラしやすい
看護師としてお伝えしておきたいのが、お母さん自身のからだの変化です。日本産科婦人科学会によると、閉経の前後5年ずつ、あわせて約10年間を「更年期」と呼び、日本人の閉経の平均は約50歳です。
娘さんの思春期と、お母さんの更年期が重なる家庭は少なくありません。ほてりや寝つきの悪さ、気分の浮き沈みがあると、いつもなら流せるひと言にも、強く反応してしまいます。寝不足が続いているときも同じです。つらい症状があるときは、婦人科に相談してください。
キレてしまったあとの立て直し4ステップ(謝り方)
キレてしまったあとは、次の4つのステップで立て直していきます。

1. その場を離れて、自分を落ち着ける
キレた直後に話し合おうとすると、たいていもう一度ぶつかります。まずは「いまは話せない。あとで話そう」とだけ伝えて、その場を離れましょう。

ガイドラインでは、イライラしたときの工夫として、深呼吸して気持ちを落ち着ける、ゆっくり5秒数える、窓を開けて風にあたって気分転換するといった方法が紹介されています。
水を1杯飲む、ベランダに出て外の空気を吸う、温かいお茶をいれる。からだが落ち着くと、心もあとからついてきます。
2. 時間をおいて、短く謝る
気持ちが落ち着いたら、その日の夜か翌朝に、短く謝ります。
短い謝り方の例
・「さっきは怒鳴ってごめんね。言い方が悪かった」
・「でも、遅くなるときは連絡してほしい。心配だから。それだけは本当だよ」
ポイントは、謝るのは「言い方」や「言いすぎた言葉」だけでいいということです。門限や約束など、伝えたかったこと自体は取り下げなくてかまいません。
3. 言いわけや説教を足さない
「でも、あなたがあんな言い方をするから」「そもそもね」と続けると、せっかく謝ったことが帳消しになってしまいます。謝ったら、そこで終わりにしましょう。
4. 許してもらうのを急がない

謝っても、娘さんは無言のまま、部屋に戻っていくかもしれません。それでも大丈夫です。反抗期の娘さんが「いいよ」と素直に言えないのは、よくあることです。返事がなくても、謝ったことはちゃんと届いています。
謝るのは、負けではない
「親が謝ったら、なめられる」と心配する方もいるかもしれません。でも、親が自分の言いすぎを認めて謝る姿は、娘さんにとって「ぶつかったあとの仲直りの見本」になります。
いつか娘さんが、友だちや恋人、自分の家族とぶつかったとき。お母さんが見せてくれた仲直りの形が、きっと役に立つはずです。
くり返さないために知っておきたいこと

怒鳴る・ののしることがくり返されると
アメリカ・ピッツバーグ大学のワンらが、976の家庭を調べた研究があります。13歳の子どもに対して、親が怒鳴る、ののしる、侮辱するといった厳しい言葉でしかることが多いほど、1年後に子どもの問題行動や抑うつ症状が増えていました(Wang & Kenny, 2014)。ふだんの親のあたたかさがあっても、その影響は打ち消されませんでした。
また、子どもの問題行動が、親の厳しい言葉をさらに増やす、という悪循環も見られました。娘さんの反抗が強くなるほど、お母さんの言葉もきつくなる。そのくり返しで、おたがいに苦しくなっていくのです。
ガイドラインでも、怒鳴りつけたり、心を傷つける暴言を言ったりすることは、子どもの健やかな成長・発達に悪い影響を与える可能性があるとされています。とくに、「お前なんか生まれてこなければよかった」のように存在を否定する言葉は、心を傷つける行為として挙げられています。
ここで知っておいてほしいのは、問題になるのは「くり返されること」だということです。1回キレた自分を責め続けるより、次にキレそうになったときの準備をしておきましょう。
キレる前の「からだの合図」に気づく
怒りが爆発する前には、からだに合図が出ています。
- 声が大きくなる、早口になる
- 肩や手に力が入る、顔が熱くなる
- 同じことを何度もくり返し言っている
- 頭の中に「もう限界」という言葉が浮かぶ
合図に気づいたら、心の中で「いま、キレそう」と言ってみてください。気づけた時点で、怒りはもう少しだけ弱まっています。
「その場を離れる」を家族の約束にしておく
落ち着いているときに、「どちらかがカッとなったら、10分休んでから話そう」と娘さんと決めておくのもおすすめです。お母さんだけでなく、娘さんにとっても逃げ道になります。
怒りの下にある気持ちを言葉にする
怒りの下には、別の気持ちが隠れていることが多いと言われます。帰りが遅い娘さんへの怒りの下には、「事故にあっていないか」という心配。無視される怒りの下には、「わたしの話も聞いてほしい」というさみしさ。
怒りのままぶつけると、娘さんには怒りしか届きません。下にある気持ちのほうを言葉にすると、同じことでも伝わり方が変わります。
✖ 何時だと思ってるの! いい加減にしなさい!
✔ 連絡がなかったから、事故じゃないかと心配だった
疲れを減らすことも、立派な対策
心のコップの水を減らしておくことも、くり返さないための大切な準備です。手を抜ける家事は手を抜く。夫やきょうだい、使える家事サービスに頼る。週に1回は、自分のための時間をつくる。ガイドラインにも、「時には保護者自身が休むことも、大切です」と書かれています。
娘の反抗期に耐えられない・しんどいときは
「もう耐えられない」「娘の顔を見るのもしんどい」。そう感じるのは、あなたの心が限界に近いサインです。がまんを続ける前に、次のことを試してみてください。
反抗期には、終わりがある
反抗期があった時期は、中学生のころがもっとも多く、次いで高校生のころです。高校卒業や進学、就職などで家族との距離が変わると、落ち着いていくことが多いものです。いまのつらさが、ずっと続くわけではありません。
娘と離れる時間をつくる
同じ家にいると、どうしてもぶつかります。カフェでひとりの時間を過ごす、夫に任せて出かける、実家や友だちの家で一晩休む。物理的に離れる時間があるだけで、心のコップに余裕が戻ってきます。
「キレてしまった」と言える相手をつくる
夫、友だち、学校の先生やスクールカウンセラー、子育ての相談窓口。「キレてしまった」と正直に言える相手が一人いるだけで、ずいぶん楽になります。ガイドラインにも、勇気をもってSOSを出すことで、疲れやイライラが軽くなるかもしれない、と書かれています。
ディマティーニメソッドの「B面」で見る、キレてしまった場面

ここからは、わたしがファシリテーターを務めるディマティーニメソッドの見方で、娘さんへの怒りと、自分を責める気持ちを整えていきます。
ディマティーニメソッドには、A面・B面・C面という3つの見方があります。A面は、相手の好きで賞賛している言動を扱います。B面は、相手の嫌いで許せない言動を扱います。C面は、亡くなった人や去っていった人との別れ、新しく現れた人との出会いを扱います。
「うざい」という言葉、無視、門限を守らないこと。あなたがキレるきっかけになった娘さんの言動は、B面で向き合えるテーマです。B面で扱う「言動」には、娘さんが「してくれないこと」も含まれます。

ステップ1:キレてしまった場面を1つ、場面で書く
娘さんが言ったこと・したことと、そのときあなたが言ったこと・したことを、両方書きます。たくさんある場合は、いちばん心に残っている場面を1つだけ選びます。
✖ 娘がいつも反抗的で、わたしもキレてしまう
✔ 夜10時、帰りが遅いと注意したら「うざい、話しかけないで」と言われ、「いい加減にしなさい!」と怒鳴った
ステップ2:娘の言動のプラス面を探す
ディマティーニメソッドでは、どんな人や出来事にも、プラス面とマイナス面の両方があると考えます。娘さんの言動が、娘さんやあなた自身にもたらしているものを探しましょう。
「よかった」と思う必要はありません。意識して探すと見つかるものを、できれば10個以上書き出してみてください。たとえば、こんなプラス面です。
・娘が、ため込まずに本音をぶつけられた
・親に反発できるほど、娘の中に「自分」が育っている
・わたしが、自分の疲れの限界に気づけた
・夫に助けを求めるきっかけになった
・怒りの下にある「心配」に気づけた
・謝ることで、仲直りの見本を見せられる
ステップ3:わたしも同じことをしていないか探す
最後に、娘さんの言動と同じことを、自分も形を変えて誰かにしていないかを探します。責めるためではありません。
キレてしまった場面では、これがいちばん見つかりやすいかもしれません。娘さんが「うざい」と言ったとき、娘さんもまた、学校や友だち関係でいっぱいになって、言葉で爆発していたのかもしれません。そして、あなたも同じように、限界になって爆発しました。
疲れているときに、夫に「話しかけないで」と言ったこと。母からの電話にいらだって、強い口調で切ったこと。思い返すと、娘さんとわたしは、同じことをしていたと気づく方も多いのです。
「娘もわたしも、限界だった」。そう見えてくると、娘さんを責める気持ちも、自分を責める気持ちも、少しずつゆるんでいきます。
娘の「大切なもの」(価値の序列)を知る
ディマティーニメソッドでは、人それぞれが持つ「何を大切にするかの順番」を価値の序列(価値観の優先順位)と呼びます。人は、価値の序列の上位にあることには、誰に言われなくても時間とお金とエネルギーを注ぎます。
門限より友だちとの時間、勉強より推しや部活。お母さんがキレてしまう場面の多くは、娘さんの大切なものと、お母さんの大切なものがぶつかる場面でもあります。
ディマティーニメソッドでは、自分の価値観を相手に押しつけようとすると反発が生まれやすく、相手が大切にしているものと結びつけて伝えると、相手が自分から動きやすくなると考えます。
伝え方の例
・友だちが大切な娘に:「友だちと会うのは止めない。そのかわり、遅くなるときは連絡して」
・推しが大切な娘に:叱る前に、「今度のライブ、どの曲が楽しみ?」と関心を向ける
・部活が大切な娘に:「朝ごはんを食べると、練習でばてにくいよ」
ここまでの流れを、ワークシートにまとめました。1枚目では、娘さんへの気持ちとキレてしまった自分への気持ちを書き出し、キレてしまった場面を1つ選びます。2枚目では、娘さんの言動を両面から見て、最後に「短いごめんね」を書いてみます。印刷して、書き込みながら進めてみてください。
無料ダウンロード
キレてしまった場面を両面から見る ワークシート(反抗期の娘・母親編)(PDF・A4/2枚)
1枚目は、娘さんへの気持ちとキレてしまった自分への気持ちを書き出し、キレてしまった場面を1つ選んで、本当は何を伝えたかったかを探します。2枚目は、娘さんの言動のプラス面と、自分の中にある同じ面、娘さんの大切なもの(価値の序列)を書き、最後に「短いごめんね」を書いてみます。
※ディマティーニメソッドの考え方をもとにした、愛原百麗オリジナルのワークシートです(公式教材ではありません)。
「反抗期だから」で片づけないでほしいサインと相談先
看護師として、ここはお伝えしておきたいところです。娘さんの様子の中にも、お母さん自身の様子の中にも、ひとりで抱えてはいけないサインがあります。

手をあげてしまった、あげてしまいそうなとき
キレたときに、娘さんをたたいてしまった。物を投げてしまった。そんなときは、まず落ち着いてから、たたいたことをはっきり謝ってください。2020年4月から、しつけのための体罰も、法律で禁止されています。
「またやってしまいそう」「自分が怖い」と感じるときは、ひとりで抱えずに相談してください。
- 児童相談所相談専用ダイヤル(0120-189-783):子育てや親子関係の悩みを相談できます。通話料は無料です
- 親子のための相談LINE:こども家庭庁の全国共通の窓口です。18歳未満の子どもと保護者が、匿名でも相談できます(受付時間は地域によって違います)
- 児童相談所虐待対応ダイヤル(189):虐待かもしれないと思ったときに、地域の児童相談所につながります。通話料は無料で、匿名でもかけられます
相談するのは、親子を責めるためではなく、親子を守るためです。
娘さんの様子で気にかけたいこと
朝どうしても起きられない、食べる量が極端に減った、夜遅くまで帰らない、「死にたい」と口にする。こうした様子は、反抗期ではなく、からだや心の不調のサインかもしれません。
朝起きられない様子は、起立性調節障害(立ちくらみや朝起きられないといった症状が出る、自律神経のはたらきの不調)のこともあります。小児科やかかりつけ医に相談してください。今まさに危ないときは110番、緊急ではない相談は警察相談専用電話「#9110」へ。「死にたい」という気持ちの相談窓口は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」で探せます。
お母さん自身の心とからだのサイン
眠れない、食欲がない、気分の落ち込みが2週間以上続くときは、心療内科やかかりつけ医に相談してください。ほてりや気分の波がつらいときは、婦人科で更年期の相談もできます。
出典・参考資料
- 厚生労働省「体罰等によらない子育ての推進に関する検討会」「体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~」(2020年2月。こども家庭庁のページ)
- Wang, M.-T., & Kenny, S. (2014). Longitudinal links between fathers’ and mothers’ harsh verbal discipline and adolescents’ conduct problems and depressive symptoms. Child Development, 85(3), 908–923.
- 明治安田生活福祉研究所「親子の関係についての意識と実態に関する調査」(2016年。東洋経済オンライン「男の子4割に反抗期ナシ『今どき親子』の実態」2017年6月10日)
- 公益社団法人 日本産科婦人科学会「更年期障害」
- 一般社団法人 日本小児心身医学会「起立性調節障害」
- こども家庭庁「児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について」
- こども家庭庁 児童虐待防止推進特設サイト「親子のための相談LINE」
- 政府広報オンライン「警察に対する相談は警察相談専用電話「#9110」番へ」
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」
よくある質問

Q. 反抗期の娘にキレてしまいました。もう関係は戻りませんか?
戻れます。1回キレたことで、親子の関係がすべて壊れるわけではありません。落ち着いてから短く謝ること、そして同じことをくり返さない工夫をすることで、関係は立て直していけます。
Q. キレたあと、娘に謝るべきですか? なめられませんか?
謝ってください。謝るのは「怒鳴ったこと」「言いすぎた言葉」だけで、門限や約束など、伝えたかったことまで取り下げる必要はありません。親が謝る姿は、娘さんにとって仲直りの見本になります。なめられることとは、ちがいます。
Q. 「出ていけ」「産まなきゃよかった」と言ってしまいました。
存在を否定する言葉は、娘さんの心に深く残ります。できるだけ早く、その言葉だけははっきり取り消して謝ってください。「あれは本心じゃない。あなたがいてくれてよかったと思っている」と、言葉にして伝えることが大切です。
Q. 娘に手をあげてしまいました。
まず、落ち着いてから、たたいたことをはっきり謝ってください。体罰は、しつけのためであっても法律で禁止されています。くり返してしまいそうなときは、児童相談所相談専用ダイヤル(0120-189-783)や親子のための相談LINEに、早めに相談してください。
Q. 夫が反抗期の娘にキレてしまいます。
ご主人と娘さんのあいだで、板挟みになっているのですね。父親がつい言いすぎてしまう理由や、代わりにできる関わり方は、こちらの記事にまとめています。
Q. 息子にキレてしまったときも、同じですか?
基本は同じです。その場を離れて落ち着き、時間をおいて短く謝ります。息子さんの反抗期ならではの接し方は、こちらにまとめています。
反抗期の娘にキレてしまったときのまとめ
- 子どもに腹が立つのは、子育て中の多くの親が経験すること。1回キレても、関係は立て直せる
- キレてしまう背景には、疲れ、孤独、「なめられてはいけない」という思い、からだの変化がある
- キレたあとは、その場を離れて落ち着く → 短く謝る → 言いわけを足さない → 許してもらうのを急がない
- 問題になるのは「くり返されること」。からだの合図に気づき、怒りの下の気持ちを言葉にする
- B面の見方で、娘さんの言動のプラス面と、自分の中の同じ面を探すと、「娘もわたしも、限界だった」と見えてくる
- 手をあげてしまいそうなとき、娘さんや自分の心とからだにサインがあるときは、ひとりで抱えずに相談を
キレてしまった夜に、こうして立て直す方法を探しているあなたは、それだけ娘さんのことを大切に思っています。自分を責める時間を、少しずつ、自分をいたわる時間に変えていってください。
娘さんにキレてしまった自分を、ひとりで責め続けていませんか
キレてしまった奥には、疲れや孤独、そして娘さんを大切に思う気持ちが隠れています。責める気持ちを手放して、娘さんとの関係をどう立て直したいか、一緒に整理してみませんか。
まずは無料のZoom相談(30分)で、お話ししてみませんか。無理な勧誘はいたしません。
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