「おはよう」と声をかけても、返事がない。
リビングに入ると、娘はスマホを持ったまま、すっと自分の部屋へ戻っていく。
「お父さんの洗濯物と、一緒に洗わないで」。そう言われた日のことは、たぶん一生忘れない。
小さいころは「パパ大好き」と、毎晩ひざの上に乗ってきたのに。高校生になった娘とは、もう何か月もまともに話していない。そんなお父さんは、少なくありません。
こんにちは、看護師でライフコーチ、ディマティーニメソッドのファシリテーターの愛原百麗です。看護師として働いて、39年になります(2026年時点)。

この記事では、娘の反抗期に悩むお父さんに知っておいてほしいことをまとめました。娘が父親だけを避けたり嫌ったりするのはなぜか、そして高校生の娘との接し方と、さみしさや怒りでいっぱいになった父親の心の整え方をお伝えします。
ご主人と娘さんのあいだで板挟みになっているお母さんのために、「お母さんへ」の章も用意しました。
この記事では
・娘の反抗期はいつからいつまで? 高校生の娘の反抗期の特徴
・反抗期の娘が父親を避ける・嫌う5つの理由
・父親がついしがちなことと、代わりにできること
・高校生の娘と、父親がつながれる場面
・「パパ大好き」だった娘ほど、さみしさが大きい理由
・ディマティーニメソッドの「B面」で見る、娘の冷たい態度
・お母さんへ:夫と娘のあいだで板挟みになったら
・書き込める「娘の冷たい態度を両面から見る ワークシート」
について解説します。
無料PDFこの記事はワークシート付きです
記事の中でご紹介する『娘の冷たい態度を両面から見る ワークシート(反抗期の娘・父親編)』(PDF・A4/2枚)を、無料でダウンロードできます。印刷して、そのまま書き込めます。
娘の反抗期はいつからいつまで?
思春期に入った娘さんが、親、とくに父親と距離をとるようになるのは、多くの家庭で見られることです。まずは、反抗期がいつごろ始まり、いつごろ落ち着くのかを見ておきましょう。
中学生がいちばん多く、高校生でも続く
明治安田生活福祉研究所が2016年に、10代後半〜20代の若者とその親に行った調査では、反抗期があった時期は、親子・男女を問わず「中学生時代」がもっとも多く、次いで「高校生時代」でした。一方で、女性の35.6%は「反抗期と思える時期はなかった」と答えています。
始まりは小学校の高学年から中学生ごろ、落ち着くのは高校卒業から20歳前後というのが、ひとつの目安です。ただ、始まる時期も続く長さも、娘さんによって大きくちがいます。
高校生の娘の反抗期は「静かに離れる」
中学生のころは、言い返したりドアを強く閉めたりと、反抗が目に見えやすいものです。高校生になると、無視する、話さない、部屋から出てこないといった、静かな距離のとり方に変わることがよくあります。
アメリカの心理学者ローセンらが、親子のぶつかり合いについての研究をまとめて分析したところ、けんかの回数は思春期の早い時期に多く、年齢とともに減っていく一方で、1回のけんかで出る感情の強さは、思春期の半ばにかけて強くなる傾向がありました(Laursen ら, 1998)。
話す機会が減ったぶん、たまにぶつかると、おたがいに深く傷つきやすい。高校生の娘さんとの関係がむずかしく感じるのは、そのためかもしれません。
反抗期の娘が父親を避ける・嫌う5つの理由
「母親とはしゃべるのに、父親とは口もきかない」。反抗期の娘さんが、父親にだけ冷たくなるのには、いくつかの理由があります。

1. 自分の世界をつくり始めた
思春期は、子どもが親から心の距離をとり、「わたしはわたし」という感覚を育てていく時期です。父親を避けるのは、父親が嫌いになったからというより、親から離れる練習が始まったサインでもあります。
2. 体の変化で、異性の親との距離が気になる
体が大人に近づくと、異性の親との距離に敏感になります。お風呂のあとに父親と顔を合わせたくない、洗濯物を分けてほしい、父親のにおいが気になる。
父と娘が、おたがいのにおいを不快に感じやすいという研究もあります(Weisfeld ら, 2003)。研究の数はまだ少ないので、「そういう面もあるのかもしれない」くらいに受けとめてください。いずれにしても、父親の人柄を否定しているわけではないことが多いのです。
3. 父親の言葉が「説教」に聞こえやすい
母親とは毎日いろいろな話をしていても、父親との会話は「勉強はどうなんだ」「その服装はなんだ」といった、注意や確認になりがちです。話す量が少ないほど、1回の注意が重く聞こえるものです。
4. 見た目や恋愛へのひと言に、とても敏感
「太ったんじゃないか」「そんな化粧をして」「彼氏でもできたのか」。父親は冗談のつもりでも、思春期の娘さんにとって、見た目や恋愛へのひと言は深く刺さります。一度傷ついた娘さんは、それから父親に自分のことを話さなくなることもあります。
5. 家の空気をよく見ている
思春期の娘さんは、両親の関係をよく見ています。母親が父親に不満を持っていると、娘さんもそれに同調しやすくなることがあります。娘さんの態度に、夫婦の関係が映っていることもあるのです。
父親がついしがちなことと、代わりにできること
娘さんとの関係をこじらせないために、父親がついしがちなことと、その代わりにできることを6つにまとめました。

1. 正論で長く説教する → ひと言で終わる会話にする
父親の言うことは、たいてい正しいのです。だからこそ、正論を長く話すほど、娘さんは逃げ場がなくなって心を閉ざします。「おかえり」「寒くなったね」「お疲れさま」。返事がいらない、ひと言で終わる会話を積み重ねましょう。
2. 体型・メイク・恋愛をいじる → 見た目と恋愛にはふれない
からかいはもちろん、「かわいくなったな」のようなほめ言葉も、思春期の娘さんには居心地が悪いことがあります。見た目と恋愛の話題は、娘さんから話してくるまで待つのが安心です。
3. 返事がないと、話しかけ続ける → あいさつは自分から、返事は求めない
無視されると、「あいさつくらいしろ」と言いたくなりますよね。それでも、あいさつは父親から、返事は求めない。返ってこなくても続けることで、「お父さんはここにいるよ」というメッセージは伝わります。
4. ノックせずに部屋に入る → ノックして、返事を待つ
娘さんの部屋は、娘さんが自分の世界を育てている場所です。用事があるときは、ノックをして返事を待つ。プライバシーを大切にされる経験が、父親への信頼につながります。
5. 「誰のおかげで」と言う → 譲れないことだけ、短く伝える
「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」「文句があるなら出ていけ」。腹が立つと、つい口にしたくなる言葉です。でも、こうした言葉は、娘さんの心に長く残ります。
帰宅時間や安全にかかわることなど、譲れないことだけを、短く伝える。それ以外は、娘さんにまかせてみましょう。
6. 妻に「なんとかしろ」と任せる → 方針は夫婦で。伝える役を決める
娘さんのことを妻にまかせきりにすると、母親だけが板挟みになります。かといって、父親が急に厳しく叱ると、娘さんとの溝は深まります。
何を譲らないかは夫婦で話し合ってそろえ、ふだん娘さんとよく話している側が伝えるなど、役割を決めておきましょう。
高校生の娘と、父親がつながれる場面
話しかける回数を増やすより、娘さんが入ってきやすい「窓」をいくつか開けておくほうが、関係は戻りやすくなります。
送り迎えの車の中

塾や部活、アルバイトの送り迎え。車の中は、顔を見ずに並んで座れる、話しやすい場所です。質問はしすぎず、娘さんが話し始めたら聞き役に。何も話さない日があっても、「送ってくれたお父さん」は娘さんの中にちゃんと残ります。
頼まれごとに、気持ちよく応える
「お金ちょうだい」「駅まで送って」。都合のいいときだけ頼ってくる、と感じるかもしれません。でも、頼ってくるのは、娘さんが父親とのつながりを残している証拠でもあります。気持ちよく応えておくと、いざというときにも相談しやすい父親でいられます。
進路やアルバイトの話は、聞き役で
高校生になると、進路やアルバイト、お金のことなど、父親が力になれる話題が増えてきます。ここで説教をすると、せっかくの窓がまた閉じてしまいます。
スウェーデンの心理学者スタティンとカーが、14歳の子ども約1,200人とその親を調べた研究では、親が子どもの毎日をよく知っているかどうかは、問いただしたり見張ったりすることよりも、子どもが自分から話すかどうかに左右されていました(Stattin & Kerr, 2000)。
聞き出すより、話したくなる父親でいること。それが、娘さんの毎日を知るいちばんの近道です。
「パパ大好き」だった娘ほど、さみしさが大きい理由
小さいころ「パパ大好き」とくっついてきた娘さんほど、反抗期のショックは大きくなりがちです。それだけ、父親としての愛情が深いということでもあります。
ただ、ディマティーニメソッドの見方では、ショックの大きさは、それまで娘さんの「かわいい面」ばかりに心が向いて、気持ちが浮き上がっていたことの裏返しでもあると考えます。かわいいと思う気持ちが大きくなりすぎるほど、娘さんが離れていくときの落差も大きくなるのです。
この「のぼせ」の状態と、心のバランスの整え方は、こちらの記事でくわしくお話ししています。
娘さんが離れていくのは、父親の愛情が足りなかったからではありません。安心して離れていけるだけの土台を、父親が育ててきたからです。
ディマティーニメソッドの「B面」で見る、娘の冷たい態度

ここからは、わたしがファシリテーターを務めるディマティーニメソッドの見方で、娘さんへのさみしさや腹立たしさを整えていきます。
ディマティーニメソッドには、A面・B面・C面という3つの見方があります。A面は、相手の好きで賞賛している言動を扱います。B面は、相手の嫌いで許せない言動を扱います。C面は、亡くなった人や去っていった人との別れ、新しく現れた人との出会いを扱います。
無視されること、「キモい」「うざい」と言われること、洗濯物を分けてほしいと言われたこと。娘さんの冷たい態度へのつらさは、B面で向き合えるテーマです。B面で扱う「言動」には、娘さんが「してくれないこと」も含まれます。

ステップ1:いちばんこたえた言動を1つ、場面で書く
「態度が悪い」「父親をばかにしている」のようなまとめた言葉ではなく、いつ・どこで・何を言ったか(したか)を書きます。たくさんある場合は、いちばん心が揺さぶられた場面を1つだけ選びます。
✖ 娘の態度が悪い
✔ 日曜の朝、「おはよう」と言ったら、目も合わせずに部屋へ戻った
ステップ2:その言動のプラス面を探す
ディマティーニメソッドでは、どんな人や出来事にも、プラス面とマイナス面の両方があると考えます。その言動が、娘さんやあなた自身にもたらしているものを探しましょう。
「よかった」と思う必要はありません。意識して探すと見つかるものを、できれば10個以上書き出してみてください。たとえば、こんなプラス面です。
・娘が、親とはちがう自分を育てている
・父親に反発できるくらい、家が安心できる場所になっている
・朝の時間を、自分のために使えるようになった
・妻と、娘のことを話すようになった
・自分の言い方や声のかけ方を見直すきっかけになった
・娘が、家族の外の人間関係を自分で築こうとしている
ステップ3:わたしも同じことをしていないか探す
最後に、娘さんの言動と同じことを、自分も形を変えて誰かにしていないかを探します。責めるためではありません。
たとえば、あいさつを無視する娘さん。わたしたちも、親からの電話に気のない返事をしたり、職場で話しかけられて、目も合わせずに返事をしたりしていないでしょうか。思い返してみると、自分も高校生のころ、父親とほとんど口をきかなかった、という方も多いはずです。
見つかったとき、「娘だけがひどい」という見方がゆるみます。そのぶん、娘さんを、ひとりの人として見られるようになっていきます。
娘の「大切なもの」(価値の序列)を知る
ディマティーニメソッドでは、人それぞれが持つ「何を大切にするかの順番」を価値の序列(価値観の優先順位)と呼びます。人は、価値の序列の上位にあることには、誰に言われなくても時間とお金とエネルギーを注ぎます。
友だち、部活、推し、メイクや服、将来の夢。高校生の娘さんが大切にしているものを、父親の物差しで「くだらない」と切り捨てないでください。ディマティーニメソッドでは、自分の価値観を相手に押しつけようとすると反発が生まれやすく、相手が大切にしているものに関心を向けると、心の距離が近づきやすいと考えます。
つながり方の例
・部活が大切な娘に:試合の結果を聞き出すより、「送り迎え、いつでも言って」
・推しが大切な娘に:「何がいいの?」より、「どの曲がおすすめ?」と聞き役に
・将来の夢が大切な娘に:説教より、「その仕事、どうやったらなれるの?」と教えてもらう
ここまでの流れを、ワークシートにまとめました。1枚目では、娘さんへの気持ちを書き出して、いちばんこたえた場面を1つ選びます。2枚目では、その言動を両面から見て、娘さんの大切なものと、娘さんとつながれる「窓」を探します。印刷して、書き込みながら進めてみてください。
無料ダウンロード
娘の冷たい態度を両面から見る ワークシート(反抗期の娘・父親編)(PDF・A4/2枚)
1枚目は、娘さんへの気持ちを書き出し、いちばんこたえた場面を1つ選びます。2枚目は、その言動のプラス面と、自分の中にある同じ面を探し、娘さんが大切にしているもの(価値の序列)と、娘さんとつながれる「窓」を書きます。書く前とあとの心のざわつきもくらべられます。
※ディマティーニメソッドの考え方をもとにした、愛原百麗オリジナルのワークシートです(公式教材ではありません)。
お母さんへ:夫と娘のあいだで板挟みになったら
ここからは、ご主人と娘さんのあいだに立つお母さんに向けたお話です。
「夫が娘に何度も話しかけて、娘がイライラしている」「夫と娘の性格が似ていて、すぐにぶつかる」「夫が『なんであんな子になったんだ』とわたしを責める」。父と娘の反抗期は、母親にとっても大きな負担になります。
通訳になりすぎない
父親の言葉を娘に、娘の気持ちを父親に、毎回伝え直していると、お母さんだけが疲れていきます。伝えるのは「事実」だけにして、気持ちの通訳までは引き受けすぎないようにしましょう。
夫に「思春期の自分」を思い出してもらう
「あなたは高校生のころ、お父さんと毎日話していた?」。そう聞いてみると、ご主人もはっとするかもしれません。娘さんの態度を責めるより、思春期にはよくあることとして受けとめてもらえるよう、この記事を一緒に読んでもらうのもひとつの方法です。
娘の前で、夫の悪口を言わない
腹が立つことがあっても、娘さんの前でご主人を悪く言うのは控えましょう。娘さんが母親に同調すると、父と娘の溝はさらに深くなってしまいます。
お母さん自身の気持ちも大切に
夫と娘のことで頭がいっぱいのときほど、自分の気持ちは後回しになりがちです。母と娘の関係そのものに悩んでいる方は、こちらの記事も読んでみてください。
「反抗期だから」で片づけないでほしいサインと相談先
看護師として、ここはお伝えしておきたいところです。反抗期に見える様子の中には、からだや心の不調が隠れていることもあります。

朝起きられないのは、怠けとはかぎらない
「何度起こしても起きない」「朝はぐったりしているのに、夜になると元気」。こうした様子は、反抗や怠けに見えがちです。
日本小児心身医学会によると、起立性調節障害(立ちくらみや朝起きられないといった症状が出る、自律神経のはたらきの不調)は、軽いものも含めると中学生の約10%にみられます。症状は午前中に強く、午後には軽くなる傾向があり、不登校の子どもの約3〜4割に起立性調節障害があるとされています。
また、思春期は体のリズムが夜型にずれやすい時期だと言われています。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、中学生・高校生には8〜10時間の睡眠をすすめています。立ちくらみや頭痛、朝の起きられなさが続くときは、小児科やかかりつけ医に相談してください。
食べる量が極端に減った、急にやせた
思春期の女の子は、体重や体型をとても気にする時期でもあります。食事の量が極端に減っている、急にやせた、食べたあとにトイレにこもる。こうした様子が続くときは、反抗期ではなく、心とからだの不調のサインかもしれません。見た目のことは責めずに、小児科や心療内科に相談してください。
夜遅くまで帰らない、家出をくり返す
連絡がとれない、深夜まで帰らない、家出をくり返す。こうしたときは、娘さんが危ない人間関係に巻きこまれていないか、気にかけてください。帰ってきたら、叱るより先に「無事でよかった」と伝えることが、次も帰ってこられる家にしてくれます。
今まさに危ないときは、迷わず110番してください。緊急ではないけれど不安なときは、警察相談専用電話「#9110」で相談できます。
「死にたい」と言う、自分を傷つけているとき
「死にたい」と口にする、自分を傷つけている、眠れない状態が続いている。こうしたときは、早めに小児科や心療内科、精神科に相談してください。電話やSNSの相談窓口は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」で探せます。
親が限界のとき
「娘に手をあげてしまいそう」「もうどう接していいかわからない」。親が限界のときも、ひとりで抱えないでください。
- 児童相談所相談専用ダイヤル(0120-189-783):子育てや親子関係の悩みを相談できます。通話料は無料です
- 親子のための相談LINE:こども家庭庁の全国共通の窓口です。18歳未満の子どもと保護者が、匿名でも相談できます(受付時間は地域によって違います)
- 警察相談専用電話(#9110):娘さんの家出や非行など、緊急ではないことを相談できます。今まさに危ないときは、迷わず110番へ
- 学校の担任・スクールカウンセラー:学校での様子もふまえて、一緒に考えてもらえます
相談するのは、親子を責めるためではなく、親子を守るためです。
出典・参考資料
- 明治安田生活福祉研究所「親子の関係についての意識と実態に関する調査」(2016年。東洋経済オンライン「男の子4割に反抗期ナシ『今どき親子』の実態」2017年6月10日)
- Laursen, B., Coy, K. C., & Collins, W. A. (1998). Reconsidering changes in parent-child conflict across adolescence: A meta-analysis. Child Development, 69(3), 817–832.
- Stattin, H., & Kerr, M. (2000). Parental monitoring: A reinterpretation. Child Development, 71(4), 1072–1085.
- Weisfeld, G. E., Czilli, T., Phillips, K. A., Gall, J. A., & Lichtman, C. M. (2003). Possible olfaction-based mechanisms in human kin recognition and inbreeding avoidance. Journal of Experimental Child Psychology, 85(3), 279–295.
- 一般社団法人 日本小児心身医学会「起立性調節障害」
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
- こども家庭庁 児童虐待防止推進特設サイト「親子のための相談LINE」
- 政府広報オンライン「警察に対する相談は警察相談専用電話「#9110」番へ」
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」
よくある質問

Q. 娘の反抗期は、いつまで続きますか?
2016年の調査では、反抗期があった時期は中学生のころがもっとも多く、次いで高校生のころでした。高校卒業や進学、就職などで家族との距離が変わると、落ち着いていくことが多いものの、時期には個人差があります。
Q. 反抗期の娘が、父親だけを無視するのはなぜですか?
親から離れる練習の時期であることに加えて、体の変化で異性の親との距離が気になること、父親との会話が注意や説教になりやすいことなどが重なるためです。父親の人柄を否定しているわけではないことが多いのです。
Q. 「お父さんの洗濯物と一緒に洗わないで」と言われました。
思春期の娘さんには、よくあることです。父と娘がおたがいのにおいを不快に感じやすいという研究もあり、人柄を嫌っているのとはちがいます。できる範囲で分けてあげると、娘さんは「気持ちを大切にしてもらえた」と感じられます。
Q. 反抗期の娘を、父親が叱ってもいいですか?
命や安全にかかわること、人を傷つけることは、父親もはっきり伝えてかまいません。ただ、感情的にどなったり、人格を否定したりするのは逆効果です。譲れないことだけを、短く、落ち着いて伝えましょう。
Q. 高校生の娘と、何を話せばいいかわかりません。
無理に話題を探さなくて大丈夫です。あいさつや「お疲れさま」、天気や食べ物の話など、返事がいらないひと言から始めましょう。送り迎えの車の中など、並んで座る場面も、話しやすいきっかけになります。
Q. 反抗期が終わったら、また仲よくなれますか?
多くの場合、思春期が落ち着くと、娘さんとの関係は新しい形で戻ってきます。それは、小さいころの「パパ大好き」とはちがう、大人どうしに近い関係です。いまは、窓を開けて待つ時期だと考えてみてください。
娘の反抗期に悩む父親へのまとめ
- 娘の反抗期は中学生のころがいちばん多く、次いで高校生。高校生になると、無視や会話がなくなるといった「静かな離れ方」になりやすい
- 父親を避けるのは、親から離れる練習、体の変化、説教に聞こえやすい会話、見た目や恋愛へのひと言、家の空気などが重なるから
- 説教よりひと言で終わる会話。見た目と恋愛にはふれず、あいさつは自分から、返事は求めない
- 送り迎えの車の中、頼まれごと、進路の話の聞き役など、娘さんが入ってきやすい「窓」を開けておく
- 「パパ大好き」だった娘ほど、さみしさは大きい。B面の見方で、冷たい態度のプラス面と、自分の中の同じ面を探す
- お母さんは、通訳になりすぎず、娘の前で夫を悪く言わない
- 食べない、家出、「死にたい」があるときは、「反抗期だから」で片づけずに相談を
娘さんがいま父親から離れているのは、ひとりの大人として歩きだすための準備です。窓を開けたまま、待っていてあげてください。その窓から、娘さんはきっとまた顔を出してくれます。
娘さんに避けられるさみしさを、ひとりで抱えていませんか
娘さんへの「どうして」の奥には、父親として大切にしてきたものと、これからの親子の形への願いが隠れています。その気持ちを、一緒に整理してみませんか。父親の方のご相談も、もちろん大歓迎です。
まずは無料のZoom相談(30分)で、お話ししてみませんか。無理な勧誘はいたしません。
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