ドクター・ディマティーニとは?|経歴・著書と「怪しい」への正直な答え

「ディマティーニメソッド」という言葉を見かけて、調べてみた。

そうしたら、ドクター・ディマティーニという人の名前が出てきた。

どんな人なんだろう。本当に信頼していい人なのかな。検索候補に「怪しい」と出てくるけれど、大丈夫なのかな。

そんなふうに感じて、このページにたどり着いた方もいらっしゃると思います。

こんにちは、看護師でライフコーチ、ディマティーニメソッドのファシリテーターの愛原百麗です。
ドクター・ディマティーニ・メソッド トレインド・ファシリテーター 愛原百麗(看護師×ライフコーチ)
わたしは、ドクター・ディマティーニが開発したメソッドのトレーニングを受け、ファシリテーターとしてセッションをしています。

だからこそ、持ち上げすぎず、公式に確認できる情報だけでご紹介したいと思っています。

「怪しい」と感じる方への、わたしなりの正直な考えもお伝えしますね。

この記事では

・ドクター・ディマティーニのプロフィール

・「一生読み書きできない」と言われた少年時代と、学び直しの道のり

・ディマティーニ・インスティテュートとディマティーニメソッドの考え方

・主な著書と、映画『ザ・シークレット』への出演

・YouTubeで見られる動画

・「怪しい」と感じる人へ、ファシリテーターとしての正直な視点

について解説します。

気になるところから、読み進めてみてくださいね。

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ドクター・ディマティーニとはどんな人?

ドクター・ジョン・F・ディマティーニは、アメリカの人間行動学の専門家であり、教育者、著述家です。

日本では「人間行動学の世界的権威」や、「映画『ザ・シークレット』に登場した人物」として紹介されることが多い方です。

まずは、公式プロフィールをもとに基本情報をまとめます。

名前:ジョン・F・ディマティーニ(Dr. John F. Demartini)

肩書き:人間行動学の専門家(Human Behavioral Specialist)・教育者・著述家

生まれ:1954年、アメリカ・テキサス州(感謝祭の日に誕生)

設立した組織:ディマティーニ・インスティテュート(1982年、テキサス州ヒューストン)

主な著書:『The Breakthrough Experience』(29以上の言語に翻訳)、日本語の本に『Dr.ディマティーニの最高の自分が見つかる授業』『心を知る技術』など

出演作:『ザ・シークレット』『The Opus』『The Compass』『Oh My God』などのドキュメンタリー

公式サイトによると、50年以上にわたって人間の行動を研究し、教えてきた人物です。

読んだ本は3万冊以上、学んだ学問分野は280以上とされています。

いまも世界中を飛び回りながら教えていて、恵まれない環境で育った若者や、受刑者、警察官に向けたボランティア活動もしています。

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「一生読み書きできない」と言われた少年時代

朝日が差す机の上に開かれた本とノート
いまでこそ「世界的権威」と呼ばれるドクター・ディマティーニですが、子ども時代は、そのイメージとはまったく違うものでした。

7歳で告げられた「この子は何者にもなれない」

幼いころ、ドクター・ディマティーニは手と脚に障がいがあり、2歳から4歳まで装具をつけて過ごしました。

さらに、ディスレクシア(読み書きの学習障がい)がありました。

7歳のとき、1年生の担任の先生が、本人の目の前で両親にこう伝えたそうです。

「この子には学習障がいがあります。読むことも、書くことも、人とコミュニケーションをとることもできないでしょう。何者にもなれず、人生で遠くへ行くこともないでしょう」

7歳の子どもが、目の前でこの言葉を聞いたのです。

看護師として、子どもにかけられた言葉がその後の人生にどれほど影を落とすかを見てきたわたしには、胸が痛くなる場面です。

14歳で家を出て放浪の4年間

14歳で、ドクター・ディマティーニは学校をやめました。

両親の承諾を得て家を出て、サーフィンをしにカリフォルニアやハワイへ向かいます。

それからの4年間は、路上生活、物乞い、ドラッグやお酒、そしてサーフィンの日々だったと、公式プロフィールに書かれています。

17歳でのポール・ブラッグとの出会い

転機は17歳のときでした。

自然療法家として知られていた年配の男性、ポール・ブラッグとの出会いです。

この出会いをきっかけに、「学習障がいを乗り越えたい」「教育を受けたい」「世の中に貢献したい」という思いが生まれます。

テキサスに戻り、もう一度学校へ。実際に文字を読めるようになったのは、18歳になってからだったそうです。

18歳のころには、哲学者ライプニッツの『形而上学叙説』を読み、そこに書かれた「完全性・愛・秩序」という考えに強く心を動かされます。のちのディマティーニメソッドは、この探求から生まれました。

学び直しの道のりと1982年の卒業

その後の歩みは、次のとおりです。

・高校卒業程度認定試験(GED)とSATに合格

・ウォートン短期大学に入学

・ヒューストン大学で理学士号を取得(1978年)

・テキサス・カイロプラクティック大学を優等(マグナ・クム・ラウデ)で卒業(1982年)

「一生読み書きできない」と言われた少年が、優等で大学を卒業する。

わたしがこの経歴を初めて知ったとき、いちばん印象に残ったのは「すごい人だ」ということよりも、「人は、言われた言葉どおりの人生を生きなくていい」ということでした。

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ディマティーニ・インスティテュートとディマティーニメソッド

こちらが、ディマティーニ・インスティテュートを設立し、ディマティーニメソッドを生み出したドクター・ジョン・F・ディマティーニです。

ドクター・ジョン・F・ディマティーニ
出典:ディマティーニ公式サイト https://drdemartini.com/ja/

1982年にディマティーニ・インスティテュートを設立

大学を卒業した1982年、ドクター・ディマティーニはテキサス州ヒューストンにディマティーニ・インスティテュートを設立しました。

人間の行動について研究し、教育をおこなう民間の機関です。2006年にはアフリカにも広がり、南アフリカのヨハネスブルグにオフィスを構えています。

公式プロフィールによると、72を超える講座があり、人生の7つの領域をカバーしています。

人生の7つの領域

経済(お金)/身体(健康)/精神(知性)/仕事/スピリチュアル/家族/社会

代表的なプログラムは、2日間の「ブレイクスルー・エクスペリエンス」です。

ディマティーニメソッドとは

ディマティーニメソッド(Demartini Method®)は、人間の行動についての分野を横断した研究から生まれた手法です。

出来事や人に対する「受け止め方(知覚)」に働きかけ、偏った見方をバランスのとれた見方へと整えていきます。

ここで大切になる考え方が、2つあります。

1つめは「価値の序列(価値観の優先順位)」です。

人はそれぞれ、何を大切にするかの順番を持っています。ドクター・ディマティーニは、この順番を明らかにするために「価値観の決定プロセス(Demartini Value Determination Process)」も開発しました。

自分の価値の序列がわかると、「なぜあの人の言動にこんなに反応するのか」「なぜこれは続かないのか」が見えてきます。

2つめは「両面」を見ることです。

どんな出来事にも、見えている面と、見えていない面があります。ディマティーニメソッドのワークには、相手の好きで賞賛している言動を扱うA面、嫌いで許せない言動を扱うB面、そして大切な人やものを失った・得たという感覚を扱うC面があります。A面では賞賛している言動に隠れたマイナス面を、B面では嫌いな言動に隠れたプラス面を見つけて、どちらにも偏らない見方に戻していきます。

つらい出来事の中にあった恩恵。尊敬している人の中にある短所。

両方の面がつり合ったとき、その出来事や人への感情の偏りがほどけていきます。

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家族・職場の人・友人など、身近な人との出来事で「両面を見る」考え方を試せるシートです。印刷して書き込めます。

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※ディマティーニメソッドの考え方をもとにした、愛原百麗オリジナルのワークシートです(公式教材ではありません)。

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ドクター・ディマティーニの著書と『ザ・シークレット』

約40冊の著書

ドクター・ディマティーニは、自己成長をテーマにした本や原稿を約40作書いています。

代表作『The Breakthrough Experience』は、29以上の言語に翻訳されています。人間関係、お金、教育、ビジネス、リーダーシップ、健康をテーマにしたCDやDVDも60作以上あります。

日本語で読める本には、次のようなものがあります。

書籍『Dr.ディマティーニの最高の自分が見つかる授業』ドクター・ジョン・F・ディマティーニ著の表紙

『Dr.ディマティーニの最高の自分が見つかる授業』

人生を成功加速させる世界最強メソッド。はじめての1冊におすすめです。

書籍『正負の法則』ドクター・ジョン・F・ディマティーニ著の表紙

『正負の法則』

代表作『The Breakthrough Experience』の日本語版(本田健 訳)。一瞬で人生の答えが見つかる。

書籍『ザ・ミッション』ドクター・ジョン・F・ディマティーニ著の表紙

『ザ・ミッション』

人生の目的の見つけ方。価値の序列と生き方のつながりを知りたい方に。

ほかにも『心を知る技術』などが出版されています。

「ディマティーニ 本」で探している方は、まず『Dr.ディマティーニの最高の自分が見つかる授業』から手に取ってみるとよいと思います。

映画『ザ・シークレット』への出演

日本でドクター・ディマティーニの名前が広く知られるきっかけになったのが、ドキュメンタリー映画『ザ・シークレット』です。

ほかにも『The Opus』『The Compass』『Oh My God』といったドキュメンタリーに出演しています。

公式プロフィールには、こんな言葉が紹介されています。

「夢を追いかけるなかで、支えと試練の両方を受け入れること。それが、粘り強さの達人であるということです」

支え(サポート)と試練(チャレンジ)の両方を受け入れる。ここにも「両面」の考え方が表れていますね。

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YouTubeで見られるドクター・ディマティーニ

本を読む前に、まず話している様子を見てみたい方には、YouTubeがおすすめです。

ドクター・ディマティーニの公式チャンネルDr John Demartini(@DrDemartini)には、たくさんの動画が公開されています。

日本語で見られるものと、公式チャンネルの動画をご紹介します。

本田健さんとの対談動画です。日本語で見られるので、最初の1本におすすめです。

フォレスト出版のチャンネルで公開されている、ドクター・ディマティーニからのメッセージです。

株式会社ビッグオーのチャンネルで公開されている、ジョン・ディマティーニ「The Secret of life mastery」です。

公式チャンネルの「Understanding The Family Dynamic(家族の関係を理解する)」です。英語ですが、字幕機能で日本語訳を表示できます。

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「ディマティーニは怪しい」と感じる人へ

検索候補に「ディマティーニ 怪しい」と出てくると、不安になりますよね。

よく知らないものに慎重になるのは、とても健全なことです。ここでは、ファシリテーターとしての正直な考えをお伝えします。

考え方に「合う・合わない」はあります

「どんな出来事にも両面がある」という考え方は、人によっては受け入れにくいものです。

とくに、深く傷ついた出来事について「プラスの面もある」と言われると、反発を感じるのは自然なことです。

合わないと感じたなら、無理に取り入れる必要はありません。わたしはそう考えています。

高額なセミナーはその場で決めない

「怪しい」と感じる理由のひとつに、セミナーやセッションの料金があると思います。

これはディマティーニメソッドに限らず、自己啓発やコーチングの分野全体に言えることですが、高額な講座をすすめられたら、その場で即決しないでください。

一度持ち帰って、家族や信頼できる人に相談する。内容と料金に納得してから決める。それを嫌がる相手なら、申し込まなくていいのです。

公式の情報とトレーニングを受けたファシリテーターを選ぶ

ディマティーニメソッドは登録商標で、ディマティーニ・インスティテュートがトレーニングをおこなっています。

セッションを受けるなら、公式の情報や、トレーニングを受けたファシリテーターかどうかを確認してから選ぶと安心です。

病気の治療の代わりにはなりません

看護師として、これははっきりお伝えしておきます。

ディマティーニメソッドは、ものごとの受け止め方を整えるための手法です。病気の治療の代わりにはなりません。

眠れない、食べられない、気分の落ち込みが続いているといったときは、まず医療機関に相談してください。

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わたしがファシリテーターになった理由

看護師として働くわたしが、なぜディマティーニメソッドのファシリテーターになったのか。

くわしくは、こちらのプロフィールにまとめています。

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愛原 百麗 プロフィール愛原 百麗 プロフィール

看護師のわたしが、ディマティーニメソッドのファシリテーターになるまでの歩みをまとめています。

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よくある質問

木製のクエスチョンマーク

Q. 「ドクター・ディマティーニ」と「ジョン・ディマティーニ」は同じ人ですか?

はい、同じ人です。

正式な名前はジョン・F・ディマティーニで、日本では「Dr.ディマティーニ」「ドクター・ディマティーニ」「ディマティーニ博士」などと呼ばれています。

Q. 最初に読むならどの本がおすすめですか?

日本語で読みやすいのは『Dr.ディマティーニの最高の自分が見つかる授業』です。

考え方をもう少し深く知りたい方は、『心を知る技術』も手に取ってみてください。

Q. 英語がわからなくてもディマティーニメソッドは学べますか?

学べます。

日本語の本や動画もありますし、日本語でセッションをおこなうファシリテーターもいます。わたしも日本語でセッションをしています。

Q. セッションを受けないといけないのでしょうか?

いいえ。本を読んだり、動画を見たりするだけでも、考え方にふれることはできます。

ただ、ひとりで取り組むと、見たくない面を無意識に避けてしまいやすいのも事実です。見たくない面ほど、自分ひとりでは見えにくいのです。

必要だと感じたときに、選んでいただければ十分です。

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ドクター・ディマティーニについてのまとめ

  • ドクター・ジョン・F・ディマティーニは、1954年テキサス州生まれの人間行動学の専門家
  • 7歳で「読み書きできない」と言われ、14歳で家を出たが、17歳でポール・ブラッグと出会い学び直した
  • 1982年に大学を優等で卒業し、同じ年にディマティーニ・インスティテュートを設立
  • ディマティーニメソッドでは、価値の序列と、出来事の両面を大切にし、A面・B面・C面のワークで感情の偏りをほどいていく
  • 著書は約40作。日本語では『Dr.ディマティーニの最高の自分が見つかる授業』『心を知る技術』など
  • 「怪しい」と感じたら、即決しない・公式情報を確認する・合わなければ取り入れないでOK

「一生読み書きできない」と言われた少年が、世界中で人の心について教えるようになった。

その人生そのものが、どんな出来事にも両面があるということを、いちばんよく表しているのかもしれません。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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