パートナーとの関係が、どうにもうまくいかない。
同じことで何度もぶつかる。話しても伝わらない。一緒にいるのに、ひとりでいるより寂しい。
そう思って検索してみたら、出てきたのはこんな言葉ではありませんでしたか。
「今は恋愛に向き合う時期ではありません」
「ツインレイの試練です」
「魂が学んでいる期間です」
こんにちは、看護師でライフコーチ、ディマティーニメソッドのファシリテーターの愛原百麗です。

これらの言葉に救われることもあります。
ただ、わたしがセッションでお会いしてきた方の多くは、「待っていれば変わる」と言われ続けて、何年も待ってしまったという経験をされていました。
この記事では、スピリチュアルでよく言われる「パートナーは鏡」の具体的な見方をお伝えします。
そして最後に、鏡だと考えてはいけないケースについても、看護師としてはっきり書いておきます。ここがいちばん大切な部分です。
この記事では
・「うまくいかない」と検索した人が受け取る3つのメッセージと、その落とし穴
・パートナーシップがうまくいかないスピリチュアルな意味3つ
・「相手は鏡」の具体的な見方3ステップ
・鏡だと考えてはいけないケース(重要)
について解説します。
ノートとペンを用意して、読み進めてみてくださいね。
無料PDFこの記事はワークシート付きです
記事の中でご紹介する『隠れたプラス面を見つける 両面ワークシート』(PDF・A4/2枚)を、無料でダウンロードできます。印刷して、そのまま書き込めます。
「うまくいかない」と検索して出てくる3つのメッセージ

まず、よく見かける説明を整理します。どれも一面では当たっています。
説1:今はその時期ではない
人生には恋愛が後退する時期がある。いまは別のことに集中するとき。
説2:ツインレイの試練
魂が対になる相手とは、かならず葛藤が起きる。乗り越えると深く結びつく。
説3:魂の学び
同じパターンが繰り返されるのは、まだ学びが終わっていないから。
どれも、読むと少し楽になります。「自分が悪いわけじゃないんだ」と思えるからです。
ただ、この3つには共通のつくりがあります。
どれも「待ちなさい」で終わっているという点です。
時期が来るのを待つ。試練が終わるのを待つ。学びが完了するのを待つ。
いつ終わるのか、誰も教えてくれません。
その間ずっと、あなたは同じ関係の中にいることになります。
パートナーシップがうまくいかないスピリチュアルな意味

ここからは、待たずに扱える形でお伝えします。
意味1:相手はあなたの価値観を映している
スピリチュアルで「パートナーは鏡」と言われるものです。

わたしがファシリテーターを務めるディマティーニメソッドでは、これを価値観の違いとして扱います。
人はそれぞれ、何を大切にするかの順番を持っています。仕事が1位の人、家族が1位の人、健康が1位の人。
そして、自分が上位に置いているものを、相手が下位に置いていると、それが「わかってくれない」に見えます。
「なんで連絡してくれないの」と思う人は、つながりを上位に置いています。相手はそこを下位に置いているだけで、あなたを軽んじているわけではありません。
どちらが正しいという話ではないのですが、順番が違うというだけのことが、愛情の有無に見えてしまうのです。
意味2:同じパターンが相手を変えても繰り返される
「前の人のときも、同じことで悩んだ」
そう感じたことはありませんか。
相手が変わっても同じ形の苦しさが出てくるとき、その形をつくっているのは相手ではありません。
追いかけては去られる。尽くしては疲れる。言えないまま我慢して、あるとき爆発する。
これは性格の問題でも、運の問題でもありません。自分の中にある「こうあるべき」が、毎回同じ場所で引っかかっているだけです。
意味3:相手に求めているものは自分が自分に許していないもの
これが、いちばん見えにくい意味です。
「もっと自由にしてほしい」と言う人が、自分には自由を許していない。
「認めてほしい」と言う人が、自分で自分を認めていない。
相手に強く求めているものほど、自分が自分に禁じているものであることが多いのです。
だから相手が与えてくれても、なぜか満たされません。受け取る側の許可が、まだ出ていないからです。
「相手は鏡」の具体的な見方3ステップ

「鏡だと言われても、何をどう見ればいいのか分からない」
いちばん多い声です。手順にします。ノートに書きながら進めてください。
ステップ1:相手の「どの行動」が嫌なのかを具体的に書く
「冷たい」「自分勝手」では進みません。
動画で切り取れるくらい具体的に書いてください。
✖ 夫は思いやりがない
✔ 先週の日曜、わたしが体調が悪いと言ったとき、スマホを見たまま「ふーん」と言った
場面がひとつに絞れるまで細かくします。ここが曖昧だと、この先が効きません。
ステップ2:自分が同じことをした場面を探す
次に、その行動と同じことを、自分がした場面を探します。
相手も、形も、違っていてかまいません。
「相手の話を聞き流した」なら、夫に対してでなくてもいいのです。子どもに対して。親からの電話に対して。職場の後輩に対して。
出てこないときは、探し方が狭くなっています。
言葉で言っていなくても、態度で示したことはありませんか。心の中で「また始まった」と思いながら、うなずいていたことは。
ここで見つかると、相手を責めていた力が、すっとゆるみます。
責める必要がなくなるからです。同じことをしている人間が、同じことを責め続けるのは難しいのです。
ステップ3:その出来事の「両面」を書き出す
最後に、嫌だった出来事について、両方の面を書きます。
マイナス面:その出来事で、失ったもの・傷ついたこと
プラス面:その出来事のおかげで、得たもの・変わったこと・避けられたこと
プラス面は、最初は出てきません。「そんなものない」と感じるのが普通です。
それでも、数を同じにするつもりで探してみてください。
「あのとき突き放されたから、ひとりで決められるようになった」
「察してくれないから、言葉にして伝える練習になった」
両面の数がつり合ったとき、その出来事はただの事実に戻ります。
相手を好きになる必要はありません。「まあ、そういうこともあったな」と思えたら、そこが完了です。

無料ダウンロード
隠れたプラス面を見つける 両面ワークシート(PDF・A4/2枚)
この記事のワークを、印刷して書き込めるシートにしました。ノートの代わりにお使いください。
※ディマティーニメソッドの考え方をもとにした、愛原百麗オリジナルのワークシートです(公式教材ではありません)。
ただ、嫌だと感じる出来事や言動に隠れたプラス面は、ひとりではなかなか見つかりません。
傷ついた出来事ほど、心がプラス面を見ないようにしてしまうからです。
ディマティーニメソッドには、嫌だと感じる言動に隠れた利益を、一つずつ見つけていく「B面」というワークがあります。セッションでは、ファシリテーターが質問を重ねながら、このB面のワークを一緒に進めていきます。
両面がつり合ったとき、パートナーに向けていた感情の重さが下りて、気づけば「ありがとう」が出てきていた、という方もいらっしゃいます。
鏡だと考えてはいけないケース

ここは、看護師としてはっきりお伝えします。
「パートナーは鏡」という考え方を、絶対に当てはめてはいけない状況があります。
次のことが起きている場合です。
・殴る、蹴る、物を投げる、壁を殴るなどの暴力や威嚇
・人格を否定する言葉、無視、大声での叱責が繰り返されるモラルハラスメント
・生活費を渡さない、収入や貯金を勝手に管理する経済的な支配
・交友関係や外出を制限される、スマホを勝手に見られる
・同意のない性的な行為を求められる
これらは、あなたの内面が映ったものではありません。相手の行為の問題であり、状況によっては犯罪です。
「わたしの中にも同じ面があるのかも」と考え始めると、逃げるべきときに、自分を責めて留まってしまいます。
スピリチュアルの言葉は、ときにこの方向に人を追い詰めます。「すべては自分の投影」という考え方が、加害者を免責し、被害者に原因を探させてしまうのです。
そういうときは、ワークより先に、安全を確保してください。
DV相談ナビ「#8008」:最寄りの相談窓口につながります
DV相談+(プラス):24時間、電話・メール・チャットで相談できます
各都道府県の配偶者暴力相談支援センター:保護や法的手続きの相談ができます
警察相談専用電話「#9110」:緊急でない相談はこちらへ
心やからだに不調が出ているときは、心療内科や精神科も選択肢です。眠れない日が2週間以上続いているなら、それは意志の問題ではありません。
鏡のワークは、安全が確保されてからで間に合います。順番を間違えないでくださいね。
よくある質問

Q. 相手を許さないといけないのでしょうか?
いいえ。許す必要はありません。
このワークの目的は、相手をいい人だと思い直すことではなく、あなたが同じ場所で消耗し続けるのをやめることです。
結果として「どうでもよくなった」で十分です。
Q. 自分にも同じ面があると認めるのは相手を正当化することになりませんか?
なりません。
相手の行動が適切だったかどうかと、あなたがその出来事をどう抱えるかは、別の話です。
不適切だったことは不適切なままで構いません。それでも、あなたが苦しみ続ける理由にはならない、ということです。
Q. ワークをすれば相手は変わりますか?
相手は変わらない前提で考えてください。
変わるのは、同じ言動を受け取ったときのあなたの反応です。
ただ、反応が変わると関係のパターンが崩れるので、結果的に相手の態度が変わることはあります。それは目的ではなく、おまけです。
Q. 別れるべきか続けるべきか分かりません
その問いには答えが出にくいものです。どちらにも理由がつけられるからです。
価値観の順番がはっきりすると、問いが変わります。
「わたしが大切にしているものを、いちばん満たせる道はどれか」
この問いなら、答えが出ます。
パートナーは変えられないけれど

パートナーシップの悩みで苦しいのは、相手が関わっているぶん、自分だけではどうにもできないと感じるところだと思います。
実際、相手は変えられません。
でも、その出来事をどう見るかは、変えられます。
見方が変わると、同じ相手・同じ状況でも、消耗の量がまったく違ってきます。そのうえで「続ける」を選ぶ人もいれば、「離れる」を選ぶ人もいます。
どちらを選んでも、自分の価値観をわかったうえで選んだ道は、後悔になりません。
ひとりでこのワークをすると、ステップ2で止まる方がとても多いです。「自分にも同じ面がある」と認める場面は、無意識に避けてしまうからです。
そこは、一緒に探したほうが早いところだと思っています。
パートナーシップのスピリチュアルな意味のまとめ
- 「時期じゃない」「試練」「魂の学び」は、どれも待つことしか提案していない
- 「わかってくれない」の正体は、多くが価値観の順番の違い
- 相手を変えても同じパターンが出るなら、形をつくっているのは相手ではない
- 相手に強く求めるものほど、自分が自分に許していないもの
- 鏡の見方は具体化 → 自分の中に同じ面を探す → 両面を書くの3ステップ
- 暴力・モラハラ・経済的支配は「鏡」ではありません。安全の確保が先です
うまくいかない関係の中で、自分を責めてきた時間があったなら。
それは、あなたが関係を大切にしたかった証拠です。
ひとりでは、ステップ2で止まりやすいところです
あなたの中の同じ面を、責めることなく一緒に探します。
どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。無理な勧誘はいたしません。
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